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⚠️注意⚠️
この物語は、特定の国を批判する、戦争賛美などの意図はありません。
※BL要素️⭕️
※死ネタ注意
※匂わせ?あり
※🇺🇸×🇯🇵、🇯🇵×🇺🇸
これらがいい方は本編へ↓
俺には、好きな子がいる。
その子はいっつもふわふわしていて、神出鬼没。
いわゆる不思議ちゃんってやつだ。
その子の名前は日本。男だ。
なのにすっごい可愛い。
日本は高校生で、俺の1年下。後輩って訳だ。
恋をしたのは、日本の入学式。
日本を見て、一目惚れした。
そこから猛烈にアタックして、1年かけてやっと付き合えた。
そこから色々な知らなかった性格や仕草が見えてきて、嬉しくなった。
思ったのは、日本はわたがしみたいだなってこと。
いつも俺をからかって照れさせるし、喋り方もふわふわしてるし、 キスしてる時も、愛し合っている時も、甘いし。
それに、日本はわたがしが大好きだから。
これから、こんな風に段々とお互いのことが分かっていくんだろうなって
そう、
思ってたのに。
🇯🇵「……ゴホッゴホッ!」
🇺🇸「…どうして、言ってくれなかったんだ…」
日本は、病院のベッドで寝かされていた。
今にも死にそうな日本は、辛い顔をしながらも、笑顔を俺に向けて、言葉を紡いだ。
🇯🇵「…えへへ……ごめんね、心配…させたく、なく、、て…ゴホッゴホッ!」
日本の真っ白な手が、赤く染まった。
もう、終わりは近いようだ。
俺は、日本の言葉を黙って最後まで聞いていた。
🇯🇵「…アメ、リカさんが、…僕と、付き合ってくれたの…嬉しか、ったよ…」
🇯🇵「…はーッ、…最初は、本気、じゃ、なかったの。…もうすぐ死ぬ、から味わっと、こうって」
🇯🇵「…ぅ、ゲホッゲホッ!!…で、もっ、触れて、行くうちに……はッ、…好きに、なっちゃって…、本気に、なっちゃって…!」
🇯🇵「……アメッ、アメリカっ、さんとッ離れたく、ない、よ…! 」
喋って行くうちに、段々と笑顔が悲しい顔に変わっていく日本。
彼も人間だ。悲しいものは悲しいのだろう。
俺も、ボロボロ大粒の涙を流している。
🇯🇵「…ぁ、ァメリカ、さん、ぼく…アメリカ、…さんのっ、えがお、すき…なの。」
🇯🇵「だからッ…さいごに、みせて、ほしぃ…な」
精一杯の笑顔で、日本は最後のお願いをした。
🇺🇸「 !…あぁ、いくらでもッ……」
俺は泣きながら、日本に最高の笑顔を見せた。
🇯🇵「……わ、アメ、リカさん、きょう……も、
かわいい、」
🇺🇸「……はは、こんな時までお前は…」
日本はどんなときも、からかうことを忘れないようだ。
🇯🇵「……て…、にぎっ、てくれて……ありがッ……とッ…」
🇯🇵「………あめ、りかさん……だい、すき……」
🇺🇸「!!!………に、ほん…」
その言葉を最後に、日本は息を引き取った。
窓から光が入る。
今日は晴れの日。
🇺🇸「ん…」
仕事のため朝早く起きたアメリカは、頬につたう涙に驚いていた。
🇺🇸「…あれ、もう乗り越えられたと思ったんだけどな…まだだったか。」
独り言を零し、アメリカは下へ降りご飯を食べた。
その後、スーツに着替え日本の仏壇の前で手を合わせる。
これは日本から学んだものだ。
それを終え、わたがしと一緒に写っている日本の写真に向かって一言。
🇺🇸「…行ってきます、日本。」
すると、聞き覚えのある声が返ってきた。
ふわふわしている、あの声。
「行ってらっしゃい、アメリカさん。」
アメリカは咄嗟に振り向くが、誰もいない。
気のせいか幻聴か日本か分からないが、愛している人から声を貰ったことで、アメリカは上機嫌になった。
🇺🇸「…よし、今日も頑張るか。」
アメリカは玄関から外に向かって歩き出した。
朝の太陽が、前から照らしていた。
終
追記 50いいねありがとうございます!