この作品はいかがでしたか?
100
この作品はいかがでしたか?
100
episode11 君の彩で私を染めて
朝起きて、準備して、
「…あれ、?」
鏡を見ると、いつもとは違う自分がいた。
「…黒?」
少し、ほんの少しだけ瞳が黒くなっていた。
(…黒、かぁ……)
「…は、?」
「よっ!」
玄関を開けると、黒瀬黄蘭が立っていた。
「なんで、私の家……」
「なんでって…」
「昨日、生徒手帳落として帰ってったじゃんか」
「え、あ……」
(慌てて帰ってたからだ…)
「傘、これ?」
「あ、う、うんッ」
「道、こっち?」
「…うん」
違う、今の黄蘭は私が知ってるきらくんじゃない。
(モヤモヤするな、)
カチャ、と昨日の夜カバンに付けたキーホルダーを外し、
カバンの中にそっとしまう。
「…」
「なあ、朝飯食った?」
「え、いや、食べてない、けど…」
「んじゃ、時間余裕あるし食べてこうぜ、“いっちゃん”」
「…そう、だね。」
“きらくん”。この名前を言いたかったのに言えなかった。
言葉が詰まった。
(……ッ)
「ッきら、くんっ、」
「_____染まったよ、
……ちゃんと、」
_あとがき_
閲覧ありがとうございます。
SnowDropです。
1作品目、君の彩で私を染めて、
完結しました。
見返すとおかしな部分はいくつもあったんですけど、
形にはなったのかなぁ…、と思います。
少しだけ黄蘭くんと紫苑くんを魅せたかったり、
黄蘭くんと彩映ちゃんの初心な恋を書きたかったりetc
いろいろと悔いはあるんですけど、次の作品を書きたいので
無理やり完結させました()
まあ…、こんな話は置いておいて。
次の作品はリクエストで貰ったものになる予定です。
プロローグはもう出来ているので、近いうちに
投稿すると思います。
もしよければ、そちらも閲覧していただけると
モチベupに繋がります。よろしくお願いします()
1作品目でしたが、どのお話も閲覧数10を超えていて
感動しました。
沢山の方にもフォローしてもらえたし、
この作品を見てくれた、評価してくれた
皆様のおかげで完結させることができたんだと思います。
本当に、ありがとうございます。
では、また次のお話で会いましょう。
SnowDropでした。
コメント
3件
完結おめでとう! すっごく面白かったよ! 次も頑張ってね〜