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父の最近使っていないネクタイが今、私の部屋にある。いつ、何が起きようと使えるようにしている。お手紙もちゃんと書いてある。部屋も綺麗に掃除をして。誰が入ってきてもいいようにして。今日は友達が私の事を嫌っているのを知った。悲しかった。でも原因は私。例え、遠因が私の友達だとしても、最終的に嫌われる要素を作ったのはほぼ私だ。こんなのが生きててごめんなさい。カッターも常備して。いつの間にか両腕に傷がついていた。ああ、もう引き返せない。金曜日クラスの人に影で笑われた しりとりで詰まったからって揶揄ってきた。本当に小さな積み重ねだった。 それがただ辛かった いっそもう好きな人も私の事を嫌ってくれたら。私の好きな人は酷く優しいから。嫌いなんて言わない。行ったとしても、心からの嫌悪は示さない。いっその事……なんて、そんなことを考えているうちに4時になっていた。日が出始めるのが早くなった。もう冬は終わり始めているのか。終わって欲しくない。冬ならば怪しまれずに長袖長ズボンを着れるのに。脚の傷も腕の傷も全部隠せるのに。夏でも脚は隠せる。ただ腕が顕になってしまう。でも私はそれでも長袖を着る。今日も着て親を騙す。しくじらないように朝早くに着替えて親にバレないようにして。どうしようもないほど苦しくなる日だって顔を曇らせてはならない。勘付かれてしまえば終わり。孤立の道をこれ以上辿りたくない。ああ、今日もまた始まった。学校に行くために戸を開ける。もう戻れない。