いつもこれ、夜寝る前に書いてるから誤字とかあったら、容赦なく言ってください()
なう(2023/11/24 00:00:24)なので、毎日投稿の範囲です(((???
24日です(?)
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tn side
全部聞かせてもらった。
今までの事も、今の状況も。
彼…エーミールからの電話があったのは、朝の3時だった。
gr「どうしたんダ、?」
俺の隣で寝ていたグルさんが電話を取り、話し出す。
俺もそれで起き、息を潜めて聞いていた。
グルさんは俺に気づくと、通話をスピーカーにして俺にも聞かせてくれた。
em『彼…ゾムさんの事でお話がしたいとゾムさんのご両親からメールが来たんです。私は行くつもりなのですが…何かあった時の為にグルッペンさん達にも来て欲しいのです。』
gr「なるほどな…俺らはどこに向かえば良いんだ?」
em『後で住所を送ります…ですが、これは個人情報なので、流出は…』
gr「分かっているゾ、そんな事はしない。」
エーミールと真剣に話すグルさんの横顔を見て、やっぱりかっこいいなと思う。
顔面も悪くない。少し戦闘狂だが、でも、人の痛みに寄り添ってくれる人だ。
その優しさに何度、助けられたか…
17歳にもなって、まだ1人で夜寝れない俺はグルさんと寝ている。
我ながらそろそろ寝れるようになりたいとは思うが、暗闇…自分以外誰もいない空間を見るとどうしてもトラウマが勝ってしまう。
それでも、俺を捨てずに俺のそばにいてくれたのがグルさんだ。
だから、俺はグルさんに一生を懸けて忠誠を誓うと決めた。
グルさんは通話が終わったらしく、俺の方を見て言う。
gr「トン氏、話は聞いていたな?」
tn「あぁ」
gr「トン氏はどうするつもりダ?一緒についてくるか?」
tn「…言ってるやろ、俺はグルさんに忠誠を誓う。だから、行くに決まってるやろ」
gr「そうか」
グルさんは微笑んだ。
gr「朝の5時には家を出るゾ、それまでに準備する。」
時計はもう4時をまわっていた。
俺は服を着替えて準備をし始めた。
服を着替え終わると、少し朝ごはんをつまもうと階段を降りる。
??「トントン…」
tn「!」
「シッマやん、どないした?まだ寝ててもええぞ」
kn「いや…寝れんくて………どこか行くんか?」
tn「あぁ、少しな」
「鬱と少し留守番出来るか?」
kn「そんな子どもちゃうわ!それぐらい出来るに決まっとるやろ!」
tn「そやなw」
2人でそんな会話を広げながら、冷蔵庫から朝ごはんとなるようなものを取り出す。
コネシマも鬱も、丁度1年前ぐらいにこの家に引き取られた子供や。
まだ15歳の立派な子ども。
鬱の方はすぐに心を開いてくれたが、コネシマの方は人が怖いらしく、最近ようやく心を開いてくれたばっかりだった。
でも、心を開くのは結構難しい事。
それは俺が1番分かっている。
そろそろ5時になりそうな頃、鬱が降りてきた。
ut「…トントン〜…どこ行くんや……?」
いかにも眠そうな声で俺に聞く。
tn「少しな、コネシマと留守番しといてくれ。」
ut「グルちゃんは?」
gr「俺も行くゾ、待っといてくれ」
tn「グルさん、そろそろ5時や。行くで」
俺は玄関に行き、靴を履く。
gr「コネシマ、鬱」
グルさんは家を出る前に2人に向かって、こう言った。
gr「新しく人を引き取るかもしれない…だが、お前らの事もちゃんと見ているゾ、だから、安心して待っといてくれ」
kn「ほんま…?俺らの事、捨てん?」
gr「あぁ、そんな事しない。」
グルさんは2人を宥めると、俺の方を見て、こう言った。
gr「では、行こうトン氏!!」
「俺らのような子どもを助ける為に!!!」
tn「おう」
gr「なら、欲望のままに生きたら良いんだゾ!!!」
俺らのような子どもをもう出したくない。
グルさんの夢も、俺の夢も、叶えるためにまずは今、ゾムとエーミールを助けるところから始まる。
そう考えてたら、俺の身体は動いていた。
コメント
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修学旅行から帰ってきてその後の小説はマジで最高…次も待ってます( *´꒳`* )