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この村は、その少年に支配されていた。少年は奇妙な声をしていたが、スマホのボイスチェンジャー機能のようなものを通してしゃべると、強力な催眠効果を発揮するらしく、人々は少年のしゃべった言葉に逆らえなくなってしまった。少年の声の持つ魔力なのか、それともあのスマホがそういう力を持っているのか。
ともかく、少年はその力を使ってこの村を支配下に収めてしまった。その少年が今、村の小学校に来ている。
「うーん、何か面白い遊びはないかな? みんな、アイディアを出してよ」
すると子ども達は目を輝かせて相談を始めた。これだけ見れば、とても牧歌的な光景なのだが――。やがて子どもの一人が言った。
「かくれんぼはどう?」
「かくれんぼ? 普通だなぁ」
「でもね、なんか、見つけられたくない工夫をするの。本気のかくれんぼっていうか……」
「ああ、なるほどね。それならいいことを思いついたぞ。隠れる役は、クラスの女の子にやってもらおう。それでね、全裸で隠れるんだ。見つかった子は、罰ゲームだね」
クラスの女の子たちはみな嫌な顔をした。だけど、誰も少年には逆らえない。男の子たちはむしろ喜んでいる。
「いいね、それ!」
「だろ? よし、じゃあ、服を脱ぐ時間もあるから、隠れる時間は10分だ。10分たったら、みんなで探そう」
女の子たちは顔を真っ赤にして俯いたが、少年の声が響いた途端、誰もが逆らえない呪縛に縛られていることを思い出した。
「さあ、早く脱いで。全部だよ。靴下も下着も」
少年はスマホを片手に、にやにやしながら言った。声はわざとらしいほど甘く歪んでいる。ボイスチェンジャーのエフェクトが、まるで悪魔のささやきのように教室に広がる。
最初に動いたのはクラスのリーダー格の美咲だった。震える手で制服のリボンを外し、ブラウスのボタンを一つずつ外していく。白い肌が少しずつ露わになる。他の女の子たちも、涙を浮かべながら、それでも体が勝手に動いてしまう。まるで糸で操られている人形のように。
「うわ……マジで脱いでる……」
男の子たちは目を輝かせて見つめている。誰かが鼻息を荒くしているのが聞こえた。5分もしないうちに、教室の隅に女の子たちの制服が山のように積み上がった。10人以上の裸の少女たちが、恥ずかしさで震えながら立っている。胸を隠そうとする子、股間を押さえる子、泣きながら顔を背ける子。でも誰も逃げられない。
「よし、じゃあ隠れろ。10分やるから、本気で隠れないと見つかるぞ」
少年がタイマーをセットする。女の子たちは一斉に教室を飛び出した。廊下を走る裸足の音が、校舎中に響き渡る。
「時間だー! 探し始めるぞー!」
少年の声が校舎に響いた瞬間、狩りが始まった。
体育倉庫のマットの下で震えるあかり。
屋上の給水タンクの影で膝を抱える結衣。
理科室の実験台の下で、息を殺す美咲。でも、どこも安全じゃなかった。
「いたっ!」
最初に見つかったのは、図書室の本棚の陰に隠れていた彩花だった。男の子の一人が、興奮した声で叫ぶ。
「罰ゲーム! 罰ゲーム!」
彩花は泣きながら引きずり出された。白い肌に、男の子たちの手が這い回る。
「うわ、エロ!」
という下品な歓声が、あちこちで上がる。
「なんだ、もう見つかったのか。本気で隠れろっていったのに、こんなに簡単に見つかるようじゃ、隠す気ないよね? ……よし、罰ゲームは、彩花の全身に落書きしてやろうぜ。その後、そのかっこうで村を1周だ!」
図書室の空気は熱と汗とマーカーの匂いで淀んでいた。彩花は両膝を床につかされ、後ろ手に縛られたまま上体を反らせられていた。白い肌が蛍光灯の下で艶めかしく光り、震えるたびに小さな乳房が上下に揺れる。少年はゆっくりと彩花の前にしゃがみ込み、スマホの画面を彼女の顔に近づけた。
ボイスチェンジャーの歪んだ甘い声が、耳元で囁く。
「彩花、ちゃんと見てろよ。自分の体がどうなっていくか、全部」
最初にマーカーを握ったのは拓也だった。
黒い太字の油性ペン。キャップを外す音が、静かな図書室にやけに大きく響いた。彼は彩花の胸の前に跪き、震える先端を乳首のすぐ横に押し当てた。
冷たいインクが肌に触れた瞬間、彩花の背中がびくんと跳ねる。
「動くなよ」
少年の声が重なる。彩花の体はぴたりと止まった。ただ涙だけが頬を伝い落ちる。拓也はゆっくりと、まるで味わうように線を引いた。
「公衆便器」
一文字ずつ、胸のふくらみに沿って曲がりながら、太い文字が刻まれていく。
乳首のすぐ下に「器」の字が乗ったとき、彩花の喉の奥から掠れた嗚咽が漏れた。次は健太。赤いマーカー。
彩花の平らな腹部に顔を近づけ、息がかかるほど近くで囁く。
「ここ、すげぇ柔らかいな……」
ペン先がへそをなぞり、下腹部へ。
恥骨のすぐ上で「無料」と書き、その下に小さなハートを五つ、ぷるぷると震える肌に押し当てながら並べた。
インクが少し滲み、赤い染みが内腿まで垂れる。
「顔もいいだろ?」
誰かが提案し、少年はにやりと頷いた。彩花の顎を掴まれ、上を向かされる。
涙で濡れた睫毛が震え、唇が小刻みに震えている。額に「・ーメン大好き♡」
頬に「毎日飲みたい」
首筋に、細い線で「喉奥まで咥えてね」マーカーの匂いが鼻をつく。
彩花はもう声を上げることすらできず、ただ涙が止まらなかった。最後に少年自身が、青いマーカーを持って彩花の前に立った。
ゆっくりと彼女の膝を割り、太腿の内側に顔を埋めるように近づける。
「ここが一番大事なところだからな」
冷たいペン先が、ぴったりと閉じた割れ目のすぐ上に触れた。
彩花の体がびくっと跳ね、熱い吐息が漏れる。少年はゆっくりと、丁寧に、文字を刻んだ。「村共有 いつでも使ってね」書き終えると、少年は指でその文字をなぞった。
「よし、完成」
少年が立ち上がり、一歩下がる。
彩花の全身はもう、白い部分がほとんど見えないほど文字と絵で埋め尽くされていた。
乳首には小さなハートが描かれ、尻に「バック専用」の文字、背中にまで「精・」と大きく書かれている。
「さあ、村一周だ」
少年の声が響いた瞬間、彩花の体は立ち上がった。
両手を頭の後ろで組み、腰を小刻みに振るように歩き出す。校門を出たとき、陽射しが容赦なく照りつけた。
アスファルトは熱く、裸足の裏がじりじりと焼ける。村の道は人で溢れていた。
少年が事前に「最高のショーがある」と村中に流したからだ。彩花はゆっくりと、腰を振りながら歩く。
落書きだらけの裸体が、太陽の下でいやらしく光る。
「彩花ちゃん……こんな……」
「マジでやってる……」
スマホのシャッター音が絶え間なく鳴り響く。
少年の声が頭の中で繰り返す。
「もっと腰を振れ。恥ずかしいところ、みんなに見せろ」
広場に着いたとき、彩花は中央のベンチに座らされ、足を大きく開かされた。
落書きだらけの秘部が、ぱっくりと晒される。少年は満足げに笑った。
「いい遊びだったな。他の女子は、また今度別の遊びで罰ゲームやらせよっと」(終り)