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ダグ「おらぁ!」
竹槍をぶんぶんと振り回し、下っ端海賊をなぎ倒すダグ
ガーゴン「タフだな、薬中野郎」
ダグ「誉め言葉か?」
クリス「多分違うぞ」
バードリー「グぎゃぁ…」
血まみれのバードリーの首をわし掴みにしてひこずってって歩いてきた
返り血まみれのクリス
ダグ「そっちこそ、殺戮を楽しんでるな?」
クリス「分かってるみたいだな」
クリスはぺろりと頬にこびりついたついた血を舐める
バードリー「き、貴様ぁ…この私に…こんな仕打ちをぉ…」
クリス「あはは、これから仲間の前で貴様の首を切ってやる、知り合いだからといって敵は敵だ」
バードリー「や、やめてぇええ」
ダグ「おおおお!いいぞぉ!クリス!やっちまえ!あはははは!」
すたたたた!
カノン「どいてどいてー!」
ガウス「くっ!剣の腕は確かのようだな!」
ガウスと切りあいながら、カノンが現れた
ガウスはバードリーの状態を見て唖然とした
ガウス「イカレたやつらだ…」
ティード「おい、バードリー、何故負けた?」
ダグ「!?」
気づかない間にティードはバードリーの前に立っていた
ダグ「よォ大将!ここで終わりだぁ!いけドルフィンズ!」
バシャン!バシャン!
ティード「失せろ、暗黒砲ガノン」
ティードは剣を構えた、剣先から黒い光線が発射された
光線に触れたドルフィンズはあっけなく消滅した
ティード「ふん!」
ダグ「ぐがぁ!」
ダグを切り上げて真上に飛んだ
クリス「まじかよ」
落ちてきたダグに向かって、ソードオフショットガンを取り出し、撃った
バァン!
ダグは吹っ飛んで民家に突っ込んだ
ティード「暗黒魔法、ブラックボックス」
ボヨ~ン
黒い宝箱のような物体が舌と牙を見せている
ブラックボックス「ぎゃははは」
不敵に笑うブラックボックス
ティード「こいつらを一掃しろ、ブラックボックス」
ブラックボックス「ぎゃはは!」
ブラックボックスは大きな口を天に向けて開けた
ビューン!
黒の火の玉のような物体を射出した
クリス「カノン気を付けろ!何をするかわからんがやばい気配だ!」
ヒューンヒューンヒューン!
次々と連続で黒の火の玉が降ってくる
下っ端海賊「グはぁああ!船長ー!!お助け下さい!!!」
火の玉に触れた下っ端は体が燃え盛る
ティード「そいつは触れると必ずブラックボックスかそいつが死ぬまで燃え続ける」
カノン「きゃー!!あっつ!!」
クリス「カノン!!!」
カノンは当たってしまい、燃え続ける
クリス「きさまぁ!カノンを戻せ!」
ダグ「ぐはぁあああ!!皮膚がぁああ!溶ける!!」
吹っ飛ばされたダグも当たってしまい、悶絶している
ガーゴン「バードリー、引くぞ」
バードリー「あぁ」
ガーゴンはバードリーを背負って走った
クリス「くっ」
逃げられる、もう少しで殺せたのに
メント「皆さん!治癒します!ヒーラ!」
きゅいーん!
颯爽と現れたメントは杖を構えて回復魔法を唱えた
カノン「回復していく…?でもまだ燃えてるよぉ!」
ダグ「こっちもだぁ!あっちー!!」
メント「やはり、あの箱を仕留めないと無理そうですね。街を燃やしたのもこの力が原因ですね?」
ティード「そういうことだ、諦めろ」
クライス「諦めるのは貴様だ、ティード」
キィン!
バキ!
クライスが走ってきて、剣が交わり、地面が割れる
ティード「来たか!兄弟よ!」
クライス「もう兄弟ではない!決着をつける!!」