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第十二話:『不遜の代償』
重厚な扉が開き、主・九条が冷たい夜気と共に帰還した。
「あ……、あぁっ、ご主人さま……っ!」
楓と小夜は、自慰の汚れも拭わぬまま玄関まで這い寄ったが、九条の冷徹な眼光が二人の「裏切り」を即座に見抜く。
「……汚れた雌猫どもめ。俺のいない間に、勝手に自分の身体で遊んでいたようだな」
九条の声は低く、怒りよりも深い蔑みに満ちていた。彼は二人を寝室へと引きずり戻すと、用意されていた頑強な拘束台へと固定した。楓と小夜は、M字に大きく脚を開かされた無防備な姿勢で、革ベルトによって指一本動かせないほど厳重に縛り付けられる。
「あ……っ、ご主人さま、ごめんなさい……っ! 寂しくて、つい……許して……っ!」
「黙れ。俺の許可なく果てた罪は重い。……その浮ついた身体に、快楽が誰の許しによって与えられるものか、骨の髄まで叩き込んでやる」
九条が取り出したのは、肌を焼くように熱くさせる、極彩色の超高濃度媚薬だった。彼はそれを、二人の秘部、そして尻穴に突き刺さったままのルビーとサファイアの根元へ、丹念に、執拗に塗り込んでいく。
「あ、がぁっ……! あつい……っ、身体が……っ、内側から燃えるみたい……っ!!」
「は、あぁぁああッ!! 九条さま、それ……だめ……っ、頭が、溶けちゃうぅ……ッ!!」
媚薬は瞬時に粘膜から吸収され、自慰で散らしたはずの欲を、何十倍もの狂おしい濁流となって呼び戻した。身体は痙攣し、心臓は早鐘を打つ。だが、拘束具は身悶えすることさえ許さず、体内の巨大な宝石は冷たく、逃げ場のない圧倒的な異物感で、逃げようとする意識を現実の肉体へと繋ぎ止める。
「……っ、……あ、あぁっ! イきたい……っ、イかせて、ください……っ!!」
楓が涙を流し、拘束された手首をガチガチと鳴らして懇願する。だが、九条は冷たく笑い、彼女のクリトリスを羽毛で撫でるような、もどかしい刺激を与えるだけで止める。
「お前たちがさっき味わったのは、卑俗で下劣な『自慰』だ。……俺の許可がない限り、その先へ行くことは断じて許さん。……ほら、どうした? 誇り高い師匠も、愛弟子に負けないくらい惨めな顔をしているぞ」
小夜もまた、腰を浮かせようとしてはベルトに阻まれ、だらしない悲鳴を上げていた。彼女の股間からは、自慰の時とは比較にならないほどの愛液が溢れ出し、拘束台を濡らして床へと滴り落ちている。
「あ……、あ……っ! 九条、さま……っ、お願い……っ、もう、殺してください……っ、じゃなくて……っ、イかせて、イかせてぇ……ッ!!」
九条は二人の秘部に交互に指を滑らせ、絶頂の防波堤が決壊する寸前でぴたりと手を止める。そして、代わりに尻穴の宝石を力任せに回し、グリグリと奥へ押し込んだ。
「ひ、あぁああッ!! 宝石が……っ、そこ、だめぇ……っ! おねがい、九条さま……っ、なんでも、なんでもしますから……っ! わたしたちを……壊れるまで、イかせてぇぇ……ッ!!」
「……よろしい。ならば、里の誇りをすべて捨て、俺の家畜として鳴いてみせろ。……許可が出るまで、その宝石の重みを噛み締めて耐えるんだ」
九条は二人の口に、声さえも主人のものにするための猿ぐつわを嵌め、絶頂を禁じたまま数時間放置した。
宝石の冷徹な重みと、媚薬がもたらす終わりなき熱情。二匹の猫は、主人の慈悲だけを魂の底から渇望し、涙と蜜にまみれて絶叫し続けた。
絶頂を禁じられたまま宝石と媚薬に苛まれる楓と小夜の前に、ついに里からの新たな影が現れる。
それは、楓を姉と慕い、共に修行に励んだ双子のくノ一——。
愛する姉と師匠が、宝石に貫かれ「イかせてほしい」と敵に縋る無惨な姿。
激昂する双子に対し、九条は獲物を迎え入れる蜘蛛のごとき微笑を浮かべる。
「ほう、姉猫へのプレゼントか。……お揃いの首輪が、もう二つ必要だな」
次回、第十三話:『双子の刺客(鏡合わせの罠)』