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ポメラニアンで現パロです。主人公の姿はお好きに想像してください。また、想像の名前があります。○○というのには貴方の名前を入れて読んでください!

貴方とポメは同僚でルームシェアしている設定です。


※エセ関西弁が含まれます!※

それでもいいかたは、どうぞ!



明日は自分もシャオロンも休みだ。

今日は飲む日と決めている。

シャオロンはお酒が弱いながらも、お酒好きな自分に付き合ってくれる。

それほど飲まなくていいのだが、何故か彼は飲み過ぎる。

それを介抱する身を考えてほしいのだが。

シャオロンとは会社が同じで同僚のため、今夜の予定を立てられる。

「黄瀬、今夜飲むぞ。」

会社では名字で呼んでいる。

「おおwいいねぇ。じゃあ酒は俺買うから、おつまみなんか買ってきて。」

「いや、今日一緒に帰ろ。んで帰りに色んなの買って飲もう。」

「わかった。お前の残業待ってるわ」

「いいこで待ってろよw」

つまり今夜はパーティーなのだ。これを楽しみに今夜の苦痛な作業を終わらす。


「…終わったぁ…。」

残業はきつい、が、給料が少し高い。

しかし今回は自分の仕事が終わらなかった。

あの上司のせいだ。

人はこれを責任転嫁というが、そんなものは知らない。

「おつかれー。んじゃ、帰んぞ。」

黄瀬は自分にそう言い、帰る身支度をするように促した。

「お酒のためにー。」


夜、シャオロンとおつまみとともに飲む。

彼はビール、自分は少し高いウイスキーを飲む。

かんぱーいと愉快な言葉と甲高い音が混ざり合う。

熱い液体が喉を通り、気分はふわふわになる。

これだよこれ。これが欲しくて今日まで仕事を頑張ったのだ。

彼は飲んだあと、いつも以上に変な行動をする。

番組を見ながら呑んでいるのだが、彼は涙が出るほど笑っている。

つまらないと思う番組なのだが、つまらないものを見て笑っているシャオロンが面白い。

しかし、潰れては明日がこわい。自分は水も飲めと促す。

明日の休みを快適に過ごすには、水も必要だ。

自分が二杯目に突入しようとしたとき、彼が寄りかかってきた。

「シャオ、重い。」

それほどに飲んだだろうか。いや、潰れるほどではないはず…。

「ん〜…。○○、すき。ほんまにすき。」

その言葉はいけない。

しかし、パニックで動けない。

彼はこちらを見る。

綺麗な瞳にさらさらな髪の毛がよく似合う。

両者とも顔が赤くなる。

酒か、彼の言葉か。

「…なあ、付き合って。」

それの返事を断ることができるだろうか。

鯉のように口をパクパクさせながらやっとの思いで出てきた言葉はこれだけだった。

「、よ、ろしくおねがいします。」

彼は目を一瞬目を見張る。

「ほんま!?嘘ついたら針千本やぞ。」

「嘘じゃない。…自分はシャオロンさんと付き合うことを誓います..。」ふっ、結婚式かよwと笑う。

いやしかし、これ以外の意思表示が今の自分にはなかった。

目を細める。太陽が笑っている。

彼の顔を見ることができず、机を見る。

自分の方に飲みかけの水割りのウイスキーがあり、乱雑に散らばったおつまみ。

彼の方を見ると本当に少しだけ飲んだあとがあるガラスのコップ。

彼の方を見ると悪く笑っていた。

やられた。




「嘘、ついたら針千本飲まななぁ?」

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