翌日、わたしは隼人の家には寄らず、1人で登校した。
別に、昨日険悪なムードになったから避けている訳じゃない。
ただ、『好き』って気付いてしまった今、どんな顔して会えば良いのか分からなかったから。
教室に着くと、由姫が居た。
「あれ?珍しいじゃない、相川くんと一緒じゃないなんて」
「あ、うん……ちょっと……」
「何かあったの?」
「ううん、何でもないよ!わたしちょっとトイレ行ってくる」
机に鞄を置いたわたしは由姫にそう告げて教室を出た。
由姫を避ける為、トイレに逃げ込んだわたし。
別に、由姫が嫌いって訳じゃない。
だけど、昨日のあの告白現場を目撃してしまって、おまけに隼人への想いに気付いてしまった状況で、今まで通りに接する事が出来なくて複雑だった。
いつまでもトイレにいる訳にも行かず、教室に戻ろうと廊下を歩いていると
「おい」
いつにも増して不機嫌そう***********************
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