⚠注意⚠
skfn
nmmn
茈(先生)×桃(生徒)
桃side
そんな声を教室中に掛けてくれたのは先生だった。
何故こうなったかと言うと……。
<br>
バシャッ
<br>
「うわきっもww」
<br>
「水かけられるとかまじやばすぎwww」
<br>
俺は先生に隠れて虐められていた。
水かけられるのは当たり前。
高校生だったからなのかお昼ご飯をひっくり返され、昼ごはんが無くなった、なんてもうずっとだった。
そんな虐めにずっと耐えてきた。
<br>
**誰にも迷惑はかけない。**
<br>
それを誓っていたから。
<br>
<br>
<br>
放課後先生との2者面談。
<br>
茈「学校でなんかあったりするか?」
<br>
目つきは少し怖いけど、優しい声で言ってくれる先生。
<br>
桃「いえ、特には……」
<br>
言葉を濁す。
そんなん何時だってなんか(虐め)があるよ。
でも、言ったらどうなるか分からないから。
そう想像しただけで怖かった。
<br>
茈「…そうか。」
<br>
少し微笑み安心を分けてくれる先生。
学校で辛い事もちょっとは忘れられるような気がした。
クラスに入り、朝の会が始まろうとしていた教室。
茈「お~い、座れよ~。」
茈「あと大事なお知らせあるから、ちゃんと聞け。」
そう先生が言うと一気に静まり返った教室。
茈「知ってる奴は猫かぶるな。」
茈「このクラスに虐めがある事…知ってるよな?」
張り詰める緊張感。
黒だ。
茈「今まで黙ってたよな?」
茈「ふざけんなよ!」
驚く生徒達。
普段は優しい先生だからか、よりビックリしていた。
茈「虐めは犯罪だぞ?」
茈「虐められた奴がどんだけ傷を負っていると思ってんだよ!」
鋭い口調で言う先生。
この事は10分程度続いた。
放課後、先生に呼び出された。
茈「今まで気づけなくてごめんな。」
茈「…負った傷は治らない。」
茈「本当にそうだよな。ごめん。」
<br>
深々と頭を下げる先生だった。
<br>
桃「頭、上げてくださいよ……。」
<br>
桃「確かに、もう戻らないかも知れません。」
<br>
桃「でも、塗り変えれば何とかなるはずです。」
<br>
桃「これからもこの高校に通います。 」
桃「だから、先生は先生のままで居てください。」
茈「っ……分かった。」
<br>
茈「泣きたかったら泣けばいい。」
その後…
桃「こんにちは……」
サポートルーム登校になった俺。
虐めて来た奴は全員停学処分になっただとか。
茈「お、来たな。」
茈「今日も勉強するぞ~。」
桃「…はい……!」
平和な会話。
その平和が何時までも続きますように。
𝑒𝑛𝑑
コメント
1件
毎日投稿2日目.ᐟ 最後まで見てくれてありがとう.ᐟ