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「リドル〜〜」
そう呼んでも部屋の主は出てくることなく時間は進んでいく.
珍しいなとトレイは頭を傾げ部屋の前を去る.
後に後悔するとは知らずに.
「トイレさん.」
急に声を掛けられる振り向くとジェイドがいた.今日は珍しいことの連続だった.ジェイドがトレイに話しかけてくることは早々ないからだ.
「どうしたんだ.」
「今日はまだリドルさんを見かけてないもので…どうしたのだろうと思いましてね.」
「それが俺も分かんないよんだ」
「お.ᐟトレイくんとジェイドくんじゃ〜ん.ᐟ何して〜んのっ.ᐟ」
陽気で軽い声が俺達の耳に入る. その声の正体は、‘’ハーツラビュル寮3年 ケイト・ダイヤモンド”だった.
「えぇ〜.ᐟ.ᐣリドルくんがいない.ᐟ.ᐟ.ᐣあの人に限って.ᐟ.ᐣ絶対何かあったんだって.ᐟ.ᐟ」
ケイトは驚いたように後ずさりをしながらにやりと笑ってから言う.
「あ、.ᐟ今日は何日〜.ᐣ」
「.ᐣ5日ですけど…関係あるんですか.ᐣ」
「ありまくり〜☆なぜなら‘’ハートの女王の法律第25条毎月5日は庭でお茶会をしなければならない”って決まってるからね.ᐟだからリドルくんはその準備をしているんだよ.ᐟ」
「金魚ちゃんが自分ですると思う〜.ᐣ」
「フロイド.ᐟ貴方何故ここに.ᐟ.ᐣ」
「まーまー何でもいいじゃんっ❤︎」
突如として現れたフロイドにびっくりするのも束の間.
ケイト,トレイは呟く.
「確かにあのリドルくんが自分で準備かぁ……」
「…そんなこと有り得るのか… .ᐣ」
「絶対有り得ないね.」
“リドル・ローズハート”
ハートの女王の厳格な精神に基づいたハーツラビュル寮. その寮を治めるものこそがリドル・ローズハートでリドルはハートの女王の法律を酷く厳しく守っていた. このルールを破った者にはリドルに首を跳ねられらる結末しか残っていた無いのだ.それは誰もが知っている事実であり覆せない事であった.
リドルはオーバーブロットことオバブロ後少し優しくなり寮生にも慕われるようになった. それはいい意味でも悪い意味でも.軽快な声でケイトは呟く.
「リドルくん. オバブロ後から少しおかしいような.」
その声は誰にも届かず闇に消えてゆくだけだった.
もうここまで来たのか.
最後に何も挨拶出来なかったな. ピコンピコンとなる通知音. 見ない. もう僕には関係ないのだから.本当はもっと一緒に居たかった. 話していたかった. まだお礼も言えてないのに.
「リドル,もう私の前から居なくならないでちょうだいね.」
僕にそう語りかける憎たらしい声.
「はい. お母様…」
言い慣れた言葉.
トレイ達は今何をしてるかな. 僕が居なくなったことには気づいてるかな.
ぼくね,ほんとはもっとみんなといっしょにいたかった,
たくさんおはなししたかった
みんながぼくがしらないことたくさんおしえてくれうれしかった.
でもね,きょうでおわかれなの.
きょうからはぼくのことわすれてたのしんでね.
ありがとう,大好き.
コメント
1件
うわ…読んでて胸がぎゅってなった😢 リドルの“ぼく”って幼い口調に変わるところ、すごく切なくて…本当はみんなと一緒にいたかったんだね。お母様との関係も何か重そうだし、オバブロ後から少しずつ変わってたっていうケイトの言葉も気になる。ラストの“ありがとう、大好き”が全てを物語ってるみたいで…続きがすごく気になります🌙
#暗め
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☘️💟宮静🪻📗
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