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14 - 第14話(先輩後輩)

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2024年04月05日

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ども、かんおです。

そろそろ浮上が週1以下になるかもしれません。

忙しいんだなーと思ってください…。










⚠︎これはwrwrd様の名前をお借りした二次創作です。ご本人様とは一切関係ございません。

⚠︎BLです。苦手な人はブラウザバック。閲覧は自己責任でお願いします!











先輩後輩(3つ前のお話の続きです)













「じゃあ次はゲーセン行きましょう」

想像のナナメ上のセリフ。

「え」

「おれの好きなもんもやってみてくださいよ」

汗ダラダラで、なんなら土で汚れた顔をぐいっと腕で拭ってショッピが言った。

後輩が、可愛い。

好きなものを共有しようとしてくれた事が何よりも嬉しくて、速攻頷く。

何の気なしにサッカーをしようと言ったが、それがこうなるとは思っていなかった。せいぜい、嫌な顔されるか、スルーされるかかと思ってた。

(ショッピお前、俺のこと大好きやろ)

迂闊に声に出すことは無かったが、これは絶対そう。めんどくさがりのショッピがこんなに積極的に何かやろうだなんて、そうそう無い。

「いこう、ショッピ。ゲーセン」

「ふ。コネシマさん、なんか犬っぽいっすよね」

尻尾見えてくる、とクスクス笑いながら言う。

そんなにわかりやすいだろうか。…わかりやすいか。

なんなら今から行こうくらいの気持ちだったが、流石に暗くなってきた。

明日かそこら、近々機会を作って行こう。

ショッピのことだ、今から行こうなんて言えばすぐに嫌な顔をするだろう。少し休ませよう。

「んじゃあ次どっか行く時はゲーセンにしよか」

「え、今から行かないんすか?」

「え?」

なんてこった。

俺の後輩が可愛い(2回目)。

そうだった。やりたくなったら止まらない。今すぐにやりたい。それがショッピだった。

少ししゅんとした顔で「じゃあ明日とかですかね…」と言っているショッピを見ていると、それこそ犬を彷彿させた。

ああ、ありがとう事故った電車よ。不謹慎ではあるが、お前のおかげでこんなに可愛いショッピが見れた。

「や!ちゃうんや、ショッピ疲れてんかなと思って次って言ったんやけど…今からでもいいか?」

「ええですよ!今行きましょう!」

ヘルメットの留め具部分がぴょこぴょこ跳ねて、それがまた犬の耳みたい。

言うと怒るだろうから言わんけど。


「あれやりましょう!あれ‼︎」

だなんて、とんでもなくキラキラした目で言われたものだから即答してイエスと答えてしまったが、えげつないゲームだなこれ。

DDRって…ショッピが得意なやつやんな。

もう流れてくる記号がどれか判別してる間に足元に来て、結局どの足でどう踏むかわからなくて、初心者用のレベルでさえまともにクリアできなかった。

ふと隣を見てみるとありえないほどにキレキレに動いているショッピ。

あの要領でやればサッカーもすぐにできるようになりそうだな、と思っていれば、くるりとこちらを向いていたずらに笑って。

「はは、コネシマさんザッコ‼︎」

「!なんやとォ〜⁈お前いつか…あれや、足4本生やす勢いでやってやるかんな⁈覚悟しとけよ‼︎」

「うわ〜こわいな〜」

心底楽しそうで、それを見ているだけで幸せな気分になる。

こんなにショッピが楽しそうに何かをやるところを見たことがなかった。

ゲームセンターの喧騒の中、自分たちの周りだけは別空間みたいに音が聞こえなく錯覚した。


外に出ると当たり前に日は落ち切っていて、月が空の主役になっていた。

街の光に負けて、星はほとんど見えない。

「あー、楽しかった」

「俺も楽しかったわ。ゲーセンおもろいなぁ」

でしょ、とこちらに振り返ったショッピの目には、街のネオンが反射して、まるで星が煌めいているように見えた。



実はコメント嬉しいです…。

ありがとうございます…(コメ返できないからここで言っていくスタイル)

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