テラーノベル
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※ここからリーアンの視点になります。
場所は寮部屋にて
リンドン「ハクランって奴をこのツヴァイヘンダーで倒して女王様特権を狙ってやるか。」
デニズ「まだそれを言ってるんですか、リンドンさん?」
カイ「私とアミナグリが陽理と戦えばいいからさ。ギャル同士で。それでいいっしょ?」
アミナグリ「確かに日本の一般社会でのギャル界隈は上下関係がはっきりしてるらしいけど、ここは違うんだよね。」
ツェリン「私はいいよ。格闘技は好きじゃないし。神様どうか私を見てて下さいませ」と十字を切るのだった。
ユーニン「無茶だよ、3人同時に相手にすんの?私もツェリンとどう意見だよ。」
サイハンザヤ「カラスなら私がもう一度ケリをつけたい。」
ミン「私も挑んでみたいなぁ。この**『ソンクー』**という武器でね」
ファジン「面白い。私はこのタンパでハクランに挑みたい。」
リーアン「私だったらこのタキット(ハイ刀)でカラスに挑むわ。」
リーアンの心の声「カラスって奴は只者じゃないわね。私たちより小柄な見た目だけど、オーラが圧倒的に違う。」
翌日
教室にて
アンアン「僕2年のTさんと3ヶ月後の学園祭でデュエットダンス踊ることになったんだよね!!」
ナヨミ「お前やるじゃん!!お前ダンスなんかやってたの?!!」
影「まあいいんじゃない?」
そう言った時に「ドンッ!!」とドアが開く音がして担任の先生が入ってきていた。
先生「今日からもう一人転校生が来ますので、みなさん仲良くお願いします。それでは入って大丈夫です。」と言って転校生の男子生徒がゆっくり入って行くのだった。
晴井クロブ「俺は晴井(はれい)クロブと申します。全日制に所属しています。特技は弓道です。よろしくお願いします。」と淡々と答えていた。
クロブの心の声「誰も俺のことを**『石油王』**だの**『アラブ人』**だの言ってこねぇな。確かに俺はこの彫りの深い顔のせいで、純日本人だけどハーフ顔と周囲から誤解されてきたな。そもそもこの190cmある身長もコンプレックスだったしな。ノーミー世界からここ、東京フリーク区へ移住してきてよかったわ。」
アンアンの隣の真後ろの空席に向かってキシキシと鳴りながら座っていた。
アンアン「よろしくね、クロブ。僕はチャン・アンアン」
クロブ「おう。俺は晴井クロブだ。よろしくな、アンアン」
アンアンの心の声「常に落ち着いている雰囲気だけど、どこか頼もしい感じだよね」
一方で2年生のTはムラクモと歴史総合の授業を受けるべく、担当の先生の教室へ移動し、席に座っていた。
教室にて同じ二年生のカイ、リーアン、サイハンザヤの3人がムラクモとTに話しかけるのだった。
カイ「君たちだーれ?」
ムラクモ「ムラクモと申します。」
T「Tと申します。転校生ですか?」
リーアン「そうよ。そう言えば、家(ウチ)の弟を随分可愛がってるらしいじゃない?」
サイハンザヤ「あの甘えん坊のバカガキをよく相手してられるな、お前ら」
ムラクモ「どうやら私に憧れてるらしいですよ」
Tの心の声「一般社会から来た美女たちじゃん。そっか、ラベルで見られるのが嫌だよね、きっと。それにしてもリーアンさんとカイさんの2人はデカ過ぎて圧倒される…だからアンアンさんはあんなに甘えん坊なのか」
カイ「自己紹介してなかったね。私はカイ。秋田県から来たの。こちらは台湾から来たリーアン。アンアンの姉のね。そしてモンゴルから来たサイハンザヤ。私たち3人と違う場所で授業してる韓国人のファジン、ベトナム人のミン、漢民族のユーニン、満洲族のリンドンの4人は私たちと同じ2年生。で、アンアンとウイグル人のデニズ、タジク族のアミナグリ、チベット族のツェリンの4人は1年生。しかも、11人全員全寮制なんだよね。」
T「そんなにいるんですか?!!」
リーアン「そうよ。私たちは過去に一般社会の海外でラベルを貼られて生きて来たマイノリティ集団なの。」
サイハンザヤ「私の場合はこの黒のゴスの見た目を個性として貫きたかったからここにやって来た。ウランバートルの都市部での窮屈な生活よりはマシだな。」
そして先生が登場。
外見的特徴は頭に青いキッパを被り、メガネをかけた男性教師であるガブリーエール・グレイが教科書を持って教室へ現れた。
※彼は両親がセファルディ・ユダヤ系日本人であり、祖父がナチスドイツ政権下で当時のリトアニアの在カウナス日本領事館で領事代理をしていたセンポ(杉原千畝)による**『命のビザ』**により助けられ、東京フリーク区へ移住した経緯がありました。さらに遠いルーツにスペインの血が流れています。ちなみに彼は超正統派(ハレーディーム)ではなく正統派(ダティーム)なのです。
※キッパとはユダヤ教の男性が日常的、または宗教的な場(シナゴーグ等)で頭頂部に被る神様(ハシェム様)に対する謙遜と敬意を表すもので、イディッシュ語で「ヤルムルケ」とも呼ばれ、信仰のシンボルとして着用されます。
キッパの特徴は皿状の小さな帽子で、ピンで留めることが多いだけでなく、ニット、革、布など様々な色があります。
ガブリーエール先生「今から世界史探究Ⅰの授業をしますので、教科書の30ページを開いて下さい。古代オリエントの授業の話はしましたね?ラテン語で『日の昇る太陽の東の方角』と訳されると。異国情緒を意味するオリエンタルの語源こそがラテン語のオリエント。これはヨーロッパの視点での呼び名であり、当時の中東地域の歴史のことを表しているとね。
そしてユダヤ教の歴史について教えます。紀元前16世紀または13世紀頃当時のエジプトの新王国時代。
王政による圧制に苦しめられていたイスラエル人たちが洞窟で、ハシェム様のお告げを受けた預言者モーセ様の教えによりエジプトから約束の地カナンに向かおうとしたのが出エジプトです。ここで覚えて欲しいのが、当時のイスラエル人は外国からはヘブライ人という呼称で呼ばれていました。川の向こう側から来た人、異邦人という意味のヘブライとからそう名付けられたそうです。なので両方名称をテストに出しますので覚えて下さい」と白のチョークで「コッ!コッ!」と音を鳴らしながら教科書を見て書きながら説明していた。
Tの心の声「こういう先生になりたいなぁ。将来は社会人という現場を経験して、転職した後歴史教師になりたい…」
その時Tが手を上げていた。
T「**『ハシェム様』**とは何ですか?」
ガブリーエール先生「ハシェム様は神様を意味しています。みだりに唱えることは私の信条によりできませんが、ヤハウェ様とも呼ばれています。」
サイハンザヤ「お祈りする時はどう呼びますか?」
ガブリーエール先生「アドナイ様とお祈りします。これはヘブライ語で**『我が主』**を意味しています。どちらにしろユダヤ教では畏れ多いとしてヤハウェ様をアドナイ様と読み替える習慣があるのです。ですがこの三種類もヘブライ語ですね。テストで出す時は覚え方はどちらでも大丈夫です。なぜなら正解は一つじゃない。みなさん自身で理解しやすい名で覚えて欲しいからです」
生徒A「ガブリーエール先生は本当に面白い先生ですね。」と授業が盛り上がっていた。
ガブリーエール先生「話を戻して、この続きは無事にカナン(現在のイスラエル)に到着したイスラエル人たちは前1000年イスラエル王国を建国しました。またはヘブライ王国とも呼ばれています。初代サウル王から続き、2代目ダヴィデ王、3代目ソロモン王の最盛期の時代へと発展していきました。」
一方で一年生のデニズ、アミナグリ、ツェリンの3人は別の教室で英語の授業を受けていた。
アミナグリ「超絶イケメンなんだけど、ウィリアム・ナサニエフ先生は…!しかも控え目で俳優にいそうじゃない?」と189cmの高身長の英語の先生が登場した。
ツェリン「そういうのは良いよ、アミナグリ!先生だってきっと私たちみたいにノーミー社会が生きづらくて来たんだと思うよ…!」
デニズ「忘れ物はしてないですよね、ツェリンさん?」
ツェリン「してないよ、デニズ!ちゃんと教科書もあるんだから」
ウィリアム先生「GOOD MOONING.今から英語の授業を始めたいけどその前に自己紹介するね。I’m William Nathaniev. I’m 24 years old,and I have a twin brother who is a model in Freak .(英語:僕はウィリアム・ナサニエフ。年齢は24歳でフリーク州でモデルをしてる双子兄がいるんだ。)
ここの卒業生じゃないけど、北アイルランドから来たノーミーなんだよね。まだここに赴任して1年目だけどよろしくね。」
生徒A「フリーク州ってアメリカの51番目の州ですか?」
ウィリアム先生「そうだよ。そこで僕の兄のノーマンが住んでるんだよね。」
※ウィリアム・ナサニエフ先生は双子の兄のノーマン・ナサニエフ同様、北アイルランドで煌びやかで高身長とオッドアイと言う見た目にコンプレックスを抱え、腹黒いし性格悪そうと思われたこともあり生きづらさを抱えていました。
そこで、ノーマンは23歳でアメリカの51番目のフリーク州でモデルとして働き、ウィリアムは23歳で東京フリーク区にある空前絶後エキセントリシティ学園の英語教師として赴任する人生を歩み始めました。
※二卵性双生児のウィリアム・ナサニエフとノーマン・ナサニエフの違いは髪型と外見、瞳です。
ウィリアムは少し長めの髪型で前髪を下ろした、クリーンな印象を与えるミディアムヘアであり、ノーマンは茶髪に天然のタッセルド・カーリーである。
外見はウィリアムが優しげでベビーフェイスな顔立ちであるのに対してノーマンがすっきりとした端正な顔立ちであること。
瞳は右目がブラウンで左目がブルーであるのがウィリアム。
逆に、右目がブルーで左目がブラウンであるのがノーマンです。
ツェリンが「ハッ….ハッ….ハクションッ!!」と感染症対策のため、肘の内側の腕を使って口や鼻を覆っていた。
ウィリアム先生「My God bless you.(英語:神がのご加護がありますように。)」と柔らかな口調で伝えたのだった。
ツェリン「Thank you.(英語:ありがとうございます。)
生徒B「何ですか、そのフレーズ?」
ウィリアム先生「確かに日本では使わない表現だけど…これはね、キリスト文化圏によくあるんだよ。くしゃみで魂が抜け出したり、病気や悪魔が入り込んだりしないように守るお祈りなんだよね。」
授業が終わり、アンアンと晴井クロブのクラスでは。
潮楽(ちょうらく)みりみが「学園祭かぁ、楽しみだなぁ。『Nダンス』を踊りてぇな」と言い、エネルギッシュ溢れていた。
クロブ「何だよ、それ?初めて聞いたぞ。」
アンアン「何それ?」
みりみ「バーラトの映画で流行ってた有名なダンスなんだよ。アレを絶対踊ってダンサーになってやるんだから」
陽理「いろんな人いるから踊る時は気をつけてね。」
カラス「自由の裏には責任があることを自覚して、みりみ」
みりみ「カラスに陽理?!!わかってるって、大丈夫だよ」
カラス「アンアン、あとで道場に来るようにアミナグリ、デニズ、ツェリンに伝えなさい。あなたも来るのよ。」
アンアン「…はい。」
陽理「頼んだよ。」と
アンアン「ハクランさんは?」
カラス「彼女は道場で待ってる。彼女は誰よりも早く効率よく行動できるからね」と言って立ち去った。
そしてハクランとクマールの同い年の高校三年生のハインが登場して声をかけた。「みりみ。フフッ。あなたは将来ダンサーになるんですって?」
みりみ「ハイン。そうだけど。」
ハイン「いいじゃない、あなたがそうなら。最近私の店に来ないじゃない?忙しいの?」
みりみ「まあそうだね。」
クロブ「どういう関係なの?」
みりみ「俺の従姉なんだよね。」
ハイン「彼は私のミャンマー人の父親の妹(叔母)と日本人男性の父親の間に生まれたハーフなの。」
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みぅだよ🤍 第14話、読み終えたよ🌙 新キャラの晴井クロブくん、「石油王」って誤解されるのがコンプレックスなのに、ちゃんと自分を受け入れてる感じがかっこよかった。潮楽みりみの「Nダンス」でダンサー目指す情熱も、すごくキラキラしてた。 それに、ガブリーエール先生の授業がめっちゃ深くて…「正解は一つじゃない」って言葉、響いたな。多様な背景を持つキャラたちが、それぞれの生きづらさを抱えながらも、この学園で自分らしくいようとしてるのが尊いよ。 続き、すごく気になる! 黒屋さん、ありがとう🥀