「はーー、つかれたぁぁ、、」
流「疲れたなぁ、」
「ちょっと寝てくる、、」
謙「いい時間になったら起こすわ」
「ん。お願い、」
流「○○起きて!!!」
「ん、、」
「えっ!!もう本番1時間前!!?」
流「とりあえず着替えてき!!」
「うん!!!」
「りゅちぇー!メイクお願いー!!」
流「そこ座って待っといて!!」
大「初日ドタバタしてんなぁ〜w」
「謙杜!!?」
謙「○○ほんまごめん!!!!」
「許さん!!!」
流「メイクするでー」
「あっ、みっちー、動き確認のやつ頂戴」
駿「はーい。あ、流星くんと○○の水分も持って行っとくな〜?」
「ありがと!」
流「ありがとう〜、」
『あ、○○起きた〜?』
流「恭平、○○の髪出来そう〜?」
『ん。でも時間的に簡単なやつしか出来んかも』
「お願いします!」
⏱
丈「もう準備ええー?」
大「○○ー?」
「…やだ」
大「やだちゃうよ〜。もう行かな。」
謙「○○。熱計ってみ」
「ん!」
大「見してー?」
大「37.7℃か、、朝よりは少し下がったけど、」
謙「…ぎりぎりまでそのままでおるか」
和「せやな〜」
大「○○、、もう、」
「わかった」
大「大丈夫?」
「ん」
和「円陣組むで〜!」
『○○いける?』
「ん。大丈夫」
丈「無理するの禁止やで」
謙「何なら今からでも動き変えても、」
「そんなの無理って分かってるでしょ」
駿「でも、」
「私は大丈夫。打ち合わせした動きでいこう」
大「…分かった」
流「大ちゃん、!」
大「でも、ダメやと思ったら誰かに言うこと。なにふぁむの前で無理はあかんよ」
「分かってる。」
『○○、、』
「大丈夫だから。位置について」
『でも、』
「…5秒だけ」
ギュッ
『無理したらあかんよ』
「うん」
🎼.•*¨*•.¸¸♬🎶•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪
『(○○、頭痛いんかな、)』
だめだ、、音が頭に響いて、ガンガンする、、平衡感覚も曖昧、、笑顔、ちゃんとできてるかな、?
流「○○〜!」
体調の悪い私を気遣って近くにいるりゅちぇが肩を組んで支えてくれる。
キャー!!
なにふぁむさん達は、りゅちぇ○○の絡みに歓声を上げてくれる。
流「(大丈夫?)」
「コクッ」
目線で大丈夫?って聞いてくれる。
他のメンバーも、近くに行った時には心配そうに目線をくれる。
舞台が暗転する。まだ半分くらいなのに、フラフラしてしまう。
誰かに“もう無理”って言いたい。けど、、
和「○○着替えれるー?」
「ん!」
あと半分。前半乗り切れたんだからいける。
丈「なぁほんまに大丈夫?顔赤い。」
「大丈夫」
謙「誰か○○熱冷ましシート貼ってあげて!」
謙「あと氷も!」
『○○、』
「大丈夫だから、きょへなが、行って」
駿「俺らがおるから大丈夫!」
『…わかった』
流「何度やった?」
「…大丈夫」
大「貸して」
大「38.0」
丈「高、、上がってるやん、」
流「なぁ、○○今からでも休んだ方が、」
「大丈夫だから」
駿「ほんまに?走ったりするんよ?」
大「もし上に昇った時に倒れられたら困る。ちょっとの怪我だけじゃ済まんかもよ。」
「分かってる」
和「スタッフさん!高さを半分くらいにしてください!」
ス「わかりました!」
和「で、○○の両隣りの恭平と丈くんが○○を支える。ペアで等間隔でっていうのは?」
流「そうしよ」
大「○○、ええな?」
「ん。」
大「じゃあ皆んなもそれで。」
『おっけいー!』
謙「おぉ!突然どうした!!w」
『いや、おっけいちゃいますわ。そんなんじゃダメダメ!』
丈「え、もしかして恭平、こっちの会話に返事した?w」
流「○○行こ!」
「うん」
近くにいたお兄ちゃんが口元からマイクを離して声を掛けてくれる
丈「○○大丈夫?」
「ん、」
丈「上、俺が支えるから、体重預けてええよ」
「ありがと、」
丈「ほら、笑顔笑顔!」
「ん!」
丈「可愛ええ。」
あ、私の決め台詞くる!
「お兄ちゃん大好きっ!」
キャー!!
お兄ちゃんのポカン顔とそれを見て笑う私がスクリーンに映し出される。
和「ええなぁ〜!!俺にも言って〜!」
トロッコでファンサタイム!この時間、好きなんだよね。スタンドのなにふぁむに近付けるから!8人のトロッコが集まってメンバー集結タイム。
あっ!恭平とハートして、、ん〜、恭平どこだろ、、あれ?いない、、
ギュッ
キャー!!
「恭平!」
『ん。ハート。』
「ん。」
『○○大丈夫?』
周りに聞こえないように耳に顔を近づけて話しかけられる。
キャー!!
「ん。大丈夫」
『ほんまは?』
「…クラクラする」
『○○椅子座りな』
「そーする」
恭平が離れて、トロッコに顎を乗せてファンサをする。
さて、懸念していた吊り上げる演出。
丈「○○こっちおいで〜!」
『○○はこっちですー!』
キャー!!
「暑いー!w」
丈「○○、しっかり掴まっときなよ。俺らも支えとくけど。」
マイクを離して気遣ってくれる。
「ありがと。」
抱き着いて支えてくれるのは有り難いけど、両方から抱き着かれると、流石に暑い。
お次は走る。大丈夫かな、
和「○○いける、?」
はっすんが心配して声を掛けてくれる。けどステージの上。これ以上心配かけたくないし、何よりなにふぁむの前。
「ん、」
けどフラフラしてて歩くのが限界って言うのが本音。
みっちー先頭に走って行く。
やば、倒れるっ、
フワッ
ステージに体を打ち付ける、そう思って覚悟してたんだけど、、その衝撃は来なかった。
キャー!!
「え、?恭くん、?」
『歩くので限界やろ』
ヘッドマイクを外して話しかけてくれる。
みっちーの後ろいたはずなのに。
「何で、」
『しっかり掴まっといて』
「えっ、ちょ、待っ、、きょ、」
大「お!恭平頑張れ!!」
謙「ヒューヒュー!」
MCタイム
大「皆さん改めまして、僕たちが!」
8「なにわ男子でーす!」
キャー!
「皆さん、どうぞ座ってください!」
駿「僕らも座りましょっか!」
流「そうやね!」
「大ちゃんっ!」
大「ん〜?」
「手!」
大「手?繋ぐ?」
「ん!」
大「ん。」
キャー!!
丈「ずるー!!」
謙「いいないいなー!!」
流「今日ずっと西○○してんねん」
駿「ですよね」
『今日は大吾くんの気分なん?』
「ん!」
カワイイー!
和「ほら、○○水分取りな」
「はっすんありがと」
和「どういたしまして!」
「大ちゃん飲ませて〜」
大「えぇ〜?自分で飲みーや」
「大ちゃんが飲ましてくれんと嫌や」
キャー!
大「もー、しゃあないなぁ、」
謙「これ、西○○担の人、悶絶案件ですよ!」
流「なにふぁむの前で○○甘えることあんま無いもんなぁ〜」
丈「基本的に○○が甘えること少ないからな〜」
駿「これ、映像として残らんのが悔しいですね、、」
和「ほんまやなぁ〜、」
大「皆さん、しっかりと可愛い○○目に焼き付けて帰って下さいね〜」
「大ちゃん好き〜」
大「○○、もっかいマイク持って言って?」
「大ちゃんありがと」
大「ちゃうやろ?w もっかい!」
「大ちゃん好き」
キャー!!
丈「○○、いつも以上にファンサ多いですw」
大ちゃんSide
○○がものすんごい甘えてくる。もう俺の肩に頭預けて寄りかかってきてる。辛いんやろな。
大「○○大丈夫?」
マイク離して話しかける。
「だいじょーぶ」
こっちを見ずにアイドルスマイルを貼り付けて、そう答える○○。○○の大丈夫は大丈夫じゃないとき。
○○の逆隣りにいたはっすんがこっちに目線を送る。
和「じゃあそろそろ衣装チェンジしよか!」
大「僕たちなにわ男子はですね、じゃんけんで勝った人から着替えるというシステムでやらせてもらってます」
謙「よっしゃ!勝つで〜!」
マイクを離してみんなに話しかける
大「○○、絶対チョキ出すんやで。皆んなは絶対グー出したらあかん」
駿「了解です」
「わかった」
和「いくでー?最初はグー、じゃんけん、、」
丈「皆んなチョキやんww」
流「そんなことある!?w」
皆んな○○が心配なんよな。w
結局年上組+きょへ○○が初めに衣装チェンジに行くことに。
「大ちゃん抱っこ〜」
大「恭平にしてもらいな〜w」
『よっしゃ○○、しっかり掴まっといてな〜』
キャー!!
和「本日2度目のお姫様抱っこ!!」
会場は大盛り。歓声が凄いなぁ〜w
謙「ゆっくりしててええですよ〜」
大「じゃあそうさせてもらうわ〜」
冗談風に謙杜とそんな会話を交わす。お言葉に甘えて、年下組には頑張ってもらうとしますか。
裏に行くと女性スタッフが○○を待ち構える。
ス「○○さん、着替え手伝います」
「ありがとうございます、」
大「ゆっくりでいいらしいんで、無理のない程度で急ぐ感じで。」
ス「了解です」
和「○○、あれ絶対熱上がってるで」
丈「夜公演、どうするかな、、」
『○○抜きで、って言っても納得しませんよね、』
大「そうよな、、夜までに治ってるとええんやけど、」
丈「あれ治るか、?w」
着替えから戻ると、マネさんに扇風機を当てられて体を冷やす○○の姿。
『あれ、○○俺らより早いやん』
大「さすが特技早着替えやな」
「ん」
余程辛いのか、声になってない返事が返ってくる。
和「なぁ、ほんまにいける?このまま休むのも、」
「行く」
丈「ほんまに?大丈夫?」
「行ける、」
大「じゃあ俺らだけで出るから、着替え終わった年下組と一緒に出てきて。それまで横になっとくこと。」
「うん、」
大「ええ子やな」
○○の頭を撫でて、ステージに向かう。
『○○、無理したらあかんからな』
「分かってる、」
○○Side
もう頭がふわふわして、ソファに横になってるはずなのに、目眩がして。
ス「○○さん、これで冷やしてて下さい」
「ありがとうございます」
流「あれ!○○はー?」
イヤモニからメンバーの声が聞こえる。
大「○○は、メイク直しにちょっと時間がかかってしまっていて。」
大ちゃんが上手いこと言ってくれてる。
和「○○、もっと可愛くなって戻ってきます!!」
あれ、、?そんなこと言われたら私、出づらくならない?
丈「じゃあ年下組も行ってき」
駿「行ってきます!」
謙「○○大丈夫?」
「大丈夫」
駿「ゆっくりしときな」
流「水分も取りなね」
「ん」
謙「○○、いけそう、?」
「いける」
流「ダメやと思ったらほんまに止めるから」
「…はい」
🎼.•*¨*•.¸¸♬🎶•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪
音楽が霧がかかってるように聞こえる。
大好きな恭平の歌声もはっきり聞こえない。
自分で自分を奮い立たせて、頑張って笑顔を作って、ファンサをしていく。
相変わらずメンバーは心配そうに目線を送ってくれたり。心配かけちゃってるなぁ、
恭平Side
絶対熱が上がってる。ほんとは今すぐにでも裏に連れていきたい。たぶん他のメンバーも思ってると思う。心配で、○○の近くに行くと目線を送る。
大丈夫、と言うように笑顔を見せてくれる。
やから、ちょっと安心して離れる。
次は○○の歌い出し。俺、ここ好きなんよな。
でも、イヤモニからは○○の歌声は聞こえない。音楽だけが流れていく。
すると、突然バン!と会場に響く大きな音。嫌な予感がして、○○の位置に目線をやる。
謙「○○!!」
そこには、倒れかけているのを謙杜に支えられている○○の姿。さっきの大きな音は、○○の手からマイクが落ちた音だった。
謙杜Side
次は○○が歌い出しの曲。
肩を組もうと○○に近づく。すると、○○の手からマイクが落ちる。大きな音が響く。びっくりして、少し足が止まる。
○○が前に倒れそうになる。前は床がない。転落してまう、そう思って全速力で走る。
今日一速く走ったかもしれん。
ぎりぎりのとこで○○を支える。
謙「○○!!」
大声で叫んでしまったから、マイクに声が拾われてせいで会場中に響き渡る。
「けん、、」
遠くに居たメンバーも駆け寄ってきて、会場は騒然。
大「もうだめ。みっちー○○裏に連れてって。」
大吾くんは、しばらくソロパートが無いみっちーに頼む。
「や、」
和「嫌やないよ。」
駿「○○行くで」
大「恭平、○○のとこ歌える?」
『分かりました』
駿佑Side
駿「歩ける?抱っこしよか?」
「抱っこ、っ泣」
駿「わかった。」
○○を裏まで運ぶとスタッフさん達が待ってくれていた。
駿「○○をお願いします」
ス「はい」
駿「○○、よく頑張ったな」
一言、声を掛けてぎりぎり自分のパートのところでステージに戻る。
曲が終わると、大吾くんが口を開く。
大「皆さん驚かれたと思いますが、○○が体調不良で倒れました。」
和「今、裏でゆっくりしてもらってます」
丈「俺らが無理させてしまいました。」
「皆さん驚かせてすみませんでした」
突然会場に○○の声が響く。裏で喋ってるらしい。
謙「○○!?」
「最後までもう少し、なにわ男子をしっかり、目に焼き付けて帰って下さい。皆んな!私の分まで、なにふぁむを楽しませてね!」
流「もちろん!」
「今日はお騒がせしました!ゆっくりして、夜公演、頑張ります!」
駿「夜出るん!!?」
「じゃあ戻りまーす!なにふぁむ、ばいばーい。またね〜」
丈「○○大丈夫?」
「ん、お兄ちゃん、」
大「熱は?」
ス「倒れたときは38.7まであったんですが、さっき計ったら37.8まで下がってました」
謙「おぉ、、凄、下がってるやん」
「夜公演出ないとだもん」
『なぁ、○○、夜公演はお休みせん?』
「ううん、出る」
和「言うと思った。」
「私も、言うと思った。」
流「じゃあ演出を少し変えて、なるべく動かんようにしよ」
駿「ですね」
参考:なにわ男子LIVE TOUR 2023 ‘POPMALL’
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