今日は…土曜日だ
ただ、今回訪れた土曜日はいつもとは違う
隣に自分以外の人がいる
こんな朝は初めてだ
土曜日はいつもみんな休みの日だから俺の家にも色んな奴が…
tk「マジか…今日土曜日かよ」
休日は人間界のように土曜日と日曜日とされている
それに合わせて天使たちも休日を土日に設定してるのだ
けど、そのせいで何が起こるか
虐めたいから、写真に納めたいから、取材をしたいからなどといった理由でわざわざ俺の家まで出向く奴が多い
いつも通り一人だったらすぐに空き地に逃げればいいだけの話
けど、今日は…
tk「山田がいる…」
何も知らない奴を残して逃げる訳にもいかない
今日はここにいるしかない
tk「とりあえず朝食作って…」
そう思ってたら家の扉が叩かれる音がした
ドンドンドンドンドンドンドン!!
今はまだ10時、朝っぱらからやることが容赦ない
「おい、いるのは分かってんだよ!出て来いってー!」
「早く出て来て遊ぼうぜー?色んなおもちゃ持ってきてやったからさ!」
tk「…マジうざい」
けどこのままじゃ埒が明かない
家にいる限りずっと精神的なダメージを負わされる
それに、今山田がいるからこのことを知られたくない
そう思っているとベッドの方からあくびとベッドがきしむ音が聞こえてきた
ym「はああぁ…ぉはよ」
tk「あ、おはよ」
ym「マジうるさいねんけど…なにあれ」
tk「いつもの事だから…」
ym「…ちょっと待ってろ」
そう言うと玄関の方に向かっていった
tk「ちょ、お前、何して…!」
ym「まぁまぁw黙って見とけ」
ガチャッ
「よぉ、拓斗久しぶりだn…」
ym「ん、誰?」
「え、ここってあいつの家じゃ…」
ym「そんなことどーでもええねん。俺寝てたんやけどお前らの扉叩く音で目覚めたんよ。え、何?俺の眠り邪魔して楽しい?」
「い、いえそんなこと…」
ym「じゃあやるなよ。次やったらお前らの翼むしり取るからな!」
「ひ、ひぇっ!あ、悪魔だ!」
彼奴らは一目散に逃げていってた
ym「ははっ…悪魔ってバレたな」
tk「え、っと…大丈夫だった?」
ym「まぁな。てか彼奴ら何なん?」
tk「っと…」
ym「…まぁ別に無理して言わんでもええよ」
ym「話しやすくなるまで俺に話させてや」
そう言って俺の顔を覗き込むようにしゃがむとニッと笑った
コメント
3件
見るの遅れた!!!ごめん! わああああぁぁぁぁ!!tkさーん!! 私が助けに...いや、2人の間に割り込むのはやめとこう。 ymさんかっこよすぎない!? 無理して言わなくていいって...tkさん惚れちゃうじゃん...(( しかも笑顔で言ってるんでしょ? 現実にいたらモテ男すぎる(?) 前も言ったような気がするけど、やっぱリオンのノベル好きすぎる... 一生見てられる。 今回も最高でした👍🏻👍🏻