テラーノベル
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無限城の寝所で重なり合う二人の間に、これまでにないほど深く、静かな熱が灯りました。激しい衝動に身を任せるだけではなく、童磨はしのぶの細い指先を一本ずつ愛おしむように絡め、力強く握りしめます。しのぶもまた、夫となった男の手を壊れ物を扱うような優しさで握り返しました。
「しのぶちゃん、こうして手を繋いでいると、君の心臓の音が僕の手にまで響いてくるよ。すごく、トクトク言ってる……」
童磨が虹色の瞳を細めて微笑むと、しのぶは視線を逸らすことなく、熱っぽい吐息を彼の唇に吹きかけました。
「それは……あなたが、私を離さないでいてくれるから。繋いだ手から、磨さんの冷たいけれど温かい熱が、私の中に溶け込んでくるのがわかるの……っ」
二人は指を複雑に絡ませ、手の平をぴったりと密着させたまま、ゆっくりと腰を動かし始めました。肌と肌が触れ合う音、そして繋ぎ合った手から伝わる鼓動のシンクロ。それは肉体的な快楽を超え、魂の深淵で二人が一つに溶け合っていくような、神聖ですらある交わりでした。
「ああ……っ、磨さん、逃げられないわ。手も、心も、全部あなたに捕まえられて……!」
しのぶが歓喜に震えながら指に力を込めると、童磨はその手をさらに強く引き寄せ、彼女を胸の中に閉じ込めます。繋がった手は、二人が決して離れないという契約の証。激しく揺さぶられる快楽の波の中でも、二人の手だけは一度も解かれることはありませんでした。
「離さないよ。永遠に、僕たちの時間は止まらないんだ」
絶頂の瞬間、二人は互いの指を強く食い込ませるように握り合い、重なる吐息と共に真っ白な光の中に堕ちていきました。
行為が終わった後も、二人は繋いだ手を離しません。互いのぬくもりを感じながら、ただ見つめ合い、穏やかな愛の言葉を交わし合う。無限城の闇の中で、上弦の零としのぶは、世界で二人きりの甘い楽園にまどろみ、幸福な余韻に浸り続けるのでした。
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れもんてぃ🍋
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