「………………」
「まぁ、いいじゃないですか」
「そんな事より…乱歩さんの未開通の穴を弄れるなんて夢のようです」
「……っ」
「おや?どうしたんです?」
「ふふっ……さっきまでの余裕な顔が崩れてきましたね」
「無邪気に笑っている貴方の顔も素敵ですが今のように涙を流しながら私を見つめてくる顔はもっと素敵です♡ 」
「…お、まえ、ずっと喋ってばっか」
「すこ、し……っはっ…黙った、らっ…あっ…」
「乱歩さんが喋らないからですよ」
声を我慢するため唇を噛んでいたから、その小さくて血色のいい唇から少し血が滲んでいた
「……声…我慢しないで……もっとその可愛い声を聞かせてください」
乱歩の耳元で囁くと、つい反応してしまい乱歩の陰茎が膨れ上がった。それに対して太宰も気ずいたようで愉悦の笑みを浮かべる。ああ、もう後には戻れないと乱歩は悟った。
ぐじゅぐじゅと穴の中を掻き回されて、最初は不快感があったものの、次第にそれは快感に変わっていった。太宰の太くて大きな指は2本でも苦しかったのに3本になってからは、もう頭が飛びそうだ。
「あっ…うっ……はぁっだざ、いっ!」
「死んじゃう……」
乱歩の瞳からはボロボロと涙が溢れてこぼれ落ちる。太宰はそれを1粒ずつ舌で舐めとっていく。この人が愛おしくて堪らない。大切にしないといけないのに……壊したい衝動に駆られてしまう。
「……もう、、入れますね」
「えっ……まって!まって!」
「無理だってっ!入らないよ!」
乱歩さんがそんな事を云い出すのも無理ない。……乱歩さんのせいで私の陰茎は、もうこんなに大きくなってしまっている。自分でも驚いている。昔、相手をした女性にさえ、こんなふうになってしまったことなど無かったから。
「大丈夫ですよ、その為にここまで解したんですから♡」
「ほら、こんなに広げられますよ、ふふっ」
「こんなに……中まで丸見えです」
俗語も性行為も何も知らない無垢で純粋なあの頃には戻れない。……我が子のように大切に育ててきた息子がこんな何処の馬の骨かも分からない奴に犯されてしまって、社長には申し訳ない気持ちもあるけど……それでも私はこの人が、江戸川乱歩が欲しかった。
「大丈夫ですよ。何も怖くない。ただ気持ちよくなるだけです」
最初は優しくしようと心掛けたけれど、真っ赤になって震えてる姿があまりにも可愛らしいものだから、つい…自分の中で保ってた理性がプツンと切れて一気に奥を突いてしまった。
急に奥をズドンと突かれて、視界が暗転し、ビクンっとお腹が跳ねた。
「あっ……う?……」
何が起こったのか分からなかった。また奥を突かれ意識を取り戻したが、そのまま気絶すればよかったと思ってしまった。
「はっ……あ、乱歩さん、っ貴方を犯せるなんて夢のようです」
「ふふっ、入れた瞬間に射精するなんて思いませんでしたよ。ところてんだなんてホントにイヤらしい人ですね♡」
「あっ♡、やめっ……奥突くなよぉ……や、さっしくするって、、云ったのっにっ!」
「すみません……乱歩さんが可愛いすぎて……つい理性が切れてしまいまして」
「うっあっ……♡も、っ止めてよ」
「だざいっ、もっ、イッたで、しょっ」
「まだっいってませんよ」
「もおおー」
「そろそろ……中に出しますね」
「ん…………」
「ふふっ、、もう聞こえてすらいないか……」
ドクドクドク……太宰は溜めていたものを乱歩の中へ出した。
「………………」
乱歩はすっかり気絶してしまった。太宰は乱歩を見ながら、独り言を呟く。
「……ごめんなさい……」
そういってから優しく乱歩を抱きしめて、泣きすぎて腫れてしまった眼と血の滲んだ唇へ、そっとキスをした。今まで自分のモノが入っていた薄いお腹を愛しく撫でる。
「貴方の事が好きなのに……こんなにも愛しているのに……」
「私がずっとこのままでは、貴方は嫌気がさして何れ私のもとから離れて行くでしょう」
「……結局、私の独りよがりですね。でも、この夢からまだ覚めたくない。」
「………………ずっと、ずっとずっとずっと」
「永遠なんて無いはずなのに……」
「それでも……この幸福の中でずっと溺れていたい……。」
コメント
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太乱にハマっちゃいましたよぉぉぉぉ!! ありがとうございますm(_ _)m チ───(´-ω-`)───ン
好きです。