この作品はいかがでしたか?
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あの日、俺は鶴蝶を庇って死んだ
そう、俺は死んだはずなのに…
「これからみんなと一緒に暮らすことになった黒川イザナくんです!みんな仲良くしてね~!」
「ハーイ!!」
シンイチロー、エマ、
俺、転生しちゃったらしい…しかも前と違う世界に…まじか…
色々調べるとわかったことがいくつかあった
まず、
俺は交通事故で両親が死に一人っ子だった俺は施設で暮らすことになったこと
また施設かよ…
2つ目
俺は今6歳。フィリピンと日本のハーフで見た目は前と同じ
3つ目
前世と違う世界に生まれた
人目を盗んで調べたが、『暴走族“横浜天竺”の総長死亡』の記事どころか東京卍會や黒龍も天竺も存在していなかった
俺は、今世ではのんびり暮らしたい
前世では喧嘩まっしぐらでゆっくりできなかったし何より復讐心にとらわれていた。その結果、まんまと稀咲のいい駒にされエマは死に俺も死んだ
俺はもう…孤独になりたくない…
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「君が…イザナくん…?」
なんでだよ…なんでだよ!!
「僕は降谷零。君の叔父だよ」
転生してはや数年
俺は9歳になったとき…あいつは現れた…
「なんのようだよ……」
苦しい…苦しい…
「君のことを知って引き取ろうと思ってね…いいかな…?」
そいつは俺と同じ褐色の肌、金色の髪、青い目の若い男だった
「お前…ホントに叔父?嘘ついてたら容赦しねぇゾ…」
怖い…もう一度あんな思いなんかしたくない…
「嘘ついてないよ。少し外で話そう」
男は微笑みながらそういった
俺たちは施設の近くにある公園にきた
「ホントに嘘ついてねェのか?!」
思いが爆発して怒鳴った
「嘘はついてないよ!もし血が繋がっていなくても僕と君は家族だよ!」
家族…?血が繋がってねェのに…?
「血が繋がってなかったら家族じゃねェよ!!!!」
孤独が怖い
前世であれほど苦しんだのに生まれ変わってもまたあの絶望を味わうのが怖い…
「イザナ…君は何を怖れてるんだい…?」
「……は?」
何を言われたのかわからない
「僕にはなにかを怖がり怯えているようにしか見えない…」
うるせぇ………うるせぇ…
「君は…何が怖いんだ…?」
うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい!!!!
「うるせぇ!!!!」
「っ」
「俺は!!孤独が怖いんだよ!!血が繋がっていると思っていたやつとある日突然血が繋がっていないと知ったとき、絶望を味わうのが怖いんだよ!!!!!!」
苦しい…自分の中にあるナニカが張り裂けそうだった
「イザナ…君は…っ」
「絶望するのがイヤなんだよ!!“前”はそれを知ったとき!!頭の中が絶望に埋め尽くされたよ!!どうせ俺は死んだほうがいい「イザナ!!!!」っ」
「死んだほうがいいなんて言うなっ!!!!」
男は苦しそうな顔でそう叫んだ
なんでオマエが苦しそうな顔してるんだ…?
「お前が絶望が怖いなら俺はお前を絶望から守ってやる!!お前を孤独から守ってやる!!だからイザナ!!生きろ!!!」
その言葉が俺の中のナニカに刺さった
気がついたら俺は泣いていた
「だからなっイザナ…お前の、“家族”になっていいか?」
「うんっ」
その日、俺は絶望と孤独から開放された…
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どうも!ブルーとラズとベリーです!
最近ネタはたくさん思いつくんですが文字にできません…
降谷さんはまだ公安になっていません
ちなみに降谷さんは20歳でまだ警察学校に入ってません
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