テラーノベル
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3人でのパーティを組んでから10日ほど経過した。ようやく3人とも戦闘に慣れてきた。毎日たくさんの巨大アリやキャノンホッパー(後述)を倒し、部品や食材として出荷。毎日しっかりと食事を取るだけの収入を得られるようになってきた。
※キャノンホッパーとは。
小型迫撃砲+バッタの跳躍力。の ようなモンスター。跳ね回って砲弾を乱射する。1匹分の鉄屑でだいたい350円〜400円程度になる。また、状態が良ければ武器として販売も可能らしく、下取り額はだいたい4000円程度になる。
3人は公衆浴場で身体を洗い終え、普段の服装に着替えて集合した。クルミは相変わらずシトラスの香りだ。
アクセル「俺っち、最近思うんだよ。賞金首…3人でなら、なんとか倒せる気がするんだ。」
アクセルの何気ない一言。
そして彼が持っていた賞金首ポスター。彼の腰ほどまである銀髪が微風で揺れる。
Name:ドミンゲス
賞金:250万円
見た目:青い髪にホッケーマスクを被った顔。チェーンソーを構えた様子。そして身を護るプロテクター姿。
レオン「…背丈は1メートル90センチくらいはあるな…」
レオンはここ10日間のハンター活動で、敵のサイズなどを自然と測るようになっていた。
クルミ「まだちょっと早いけど…いつかは。…とりあえず、ご飯にしましょ。」
アクセル「まあ…そうだよな。流石にチェーンソー男は怖いしな。」
ここで、レオンが珍しくお昼ご飯の案を出す。普段はあまり積極的ではないタイプなのだが。
レオン「今日はパスタにしようかな。この辺に美味い店を知ってるんだ。」
アクセル「おっ、いいねー!パスタかぁ…俺っち、たらこパスタが好物なんだぜ!」
クルミ「パスタ…私はペンネにしようかな。アラビアータみたいな、辛いやつも好きだし。」
3人はコルツの街、その中央地域にあるパスタ屋に入って行った。時刻は12時30分。まさに昼飯時だ。
パスタの店に入るなり、席に案内された。3人ともすぐに注文を済ませる。レオンは王道をゆくミートソースを選んだ。
15分ほどで、出来上がったパスタが3人の席に届けられる。
アクセル「うっま…何だこれ。優しい味なのに、どこか強烈な余韻が残るぜ…」
クルミ「このアラビアータも…辛いだけじゃないわ。トマトの旨み、ミンチの脂、全部活かしてる。」
クルミはペンネにソースを絡めて頬張り、ほんのり頰を染める。美味しそうに食べ進めていく。
レオン「2人にも教えて良かった。…3人で一緒に食べると、なんか…昔より美味く感じる…」
アクセル「またまた〜、照れるぜ。俺っちぜーんぜん、嬉しくなんかねぇぞ!」
レオン「嘘つけよ。たらこ引っ付けた頬が完全にニヤけてるぞ。」
レオンは初めて、軽口を叩き合える仲間を見つけた。 アクセルはまた笑う。クルミも微笑んで2人の様子を見ている。
食事・睡眠・戦闘・旅。
全てを共にする仲間。
幸せ。
孤独じゃないことを知った。
今までは、孤独でも満足していた。
でも違った。
仲間の大切さを知った。
1人じゃない。それがどんなに幸せか知った。
コメント
1件
お疲れ様ーっ!!第7話読み終わったよ〜🌸 10日間の戦闘で3人のチームワークがだんだん固まってきてる感じが伝わってきた!賞金首250万のチェーンソー男にはまだ早いって判断するところ、リアルで好きだな〜。無理に突っ込まないのがプロって感じ😌 そして何よりパスタ屋のシーンがほっこりした…!レオンが珍しくお店提案して、アクセルが「うっま」ってなるのも、クルミがペンネ頬張ってほんのり頬染めるのも、全部エモすぎる😭💕 「3人で一緒に食べると昔より美味く感じる」ってレオン……ずるいよその台詞!!孤独じゃないって知れた幸せが胸に沁みたよ…今まで1人でも満足してたって思ってたけど、やっぱり仲間って最高だよね✨ 魚住さん、日常の温かさを描くの上手すぎる!次の展開もドキドキしながら待ってるよ⋆♡