テラーノベル
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「後半戦はあいつらを走らせて体力を消耗させるんだ!!」
みんな、諦める中、1人だけ、円堂守だけ違ったのだ。
「勝利の女神がどちらに微笑むかのなんて最後まで分からないじゃないか!!!!」
「「!」」
光明院と四之宮が同時に驚いたような顔をし、円堂の方へ視線を向ける。
光明院は、わかった気がした。
なぜ、四之宮が円堂に懐き、慕い、愛したのか。
四之宮は、理解した気がした。
なぜ、光明院に円堂を知ってもらおうとしたのか。
「えんどぉせんぱい♡」
雷門で唯一、息切れも汗1つかくことなく、帝国を観察していた四之宮が愛らしく、美しい手を伸ばした。
「どうした?四之宮?」
不思議そう気する円堂に四之宮は、いつもと同じように妖艶に微笑んだ。
「私をぉ♡下がらせてくださぁい♡」
その言葉に、染岡や風丸たちや栗松や壁山たちが反論する。しかし、四之宮は譲らなかった。
「四之宮、なんで」
円堂の問いに、四之宮は円堂の頬を両手で包んだ。桜色の瞳に円堂は吸い込まれそうになる。
木野や新聞部で取材に来ていた音無春奈は顔を隠している。
「えんどぉせんぱい、私、もう、後悔したくないの。」
その声は、いつもの彼女じゃなかった。
ただ心配そうに子供を叱る母のような感覚だった。
「四之宮、」
「私は、えんどぉせんぱぁいのこと、愛してるか
ら。」
四之宮の発言に円堂は顔を真っ赤にし、ガチりと固まる。その周りも円堂につられるように顔が真っ赤になる。
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