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episode5
※先生 は保健室の先生です
類『ふふっ、でも今は大丈夫だよ、司くんはこのまま寝といて』
司『いや!そんな訳にはいかん!早く類!!寝ろ!!』
あぁやっぱり司くんは思いやりがあって優しいな…ずっと温かい。
ガラガラ…
先生『あ、神代くん起きたのね!!』
類『おや…先生と…東雲くん?』
先生の後ろには面倒くさそうな顔をした東雲くんが居た。
彰人『どーも…』
司『彰人!?どうしたんだ!!』
彰人『うっせえ…足怪我した…冬弥が保健室行けってうるせえから…
…つーか隣病人なんじゃねえの?』
類『どうしてそれを知ってるんだい…?』
嫌な予感が背中を走る。もしかして情報がもう回っているのか…?
彰人『いや、モブが言いふらしてましたよ。神代先輩が倒れた〜って。』
類『あぁ…そうか…』
嫌な予感が的中してしまった。また歩く度に噂が聞こえて…あぁ、嫌だ…嫌だよ…
でも東雲くん達には明るく接しないと…演じないと…!
類『ふふっ、』
彰人『なんすか…怖いっつーの…』
よし…なんとかいつもの僕だ…行ける…
先生『ほら東雲くん〜手当するよ〜!』
彰人『あーい…』
先生『それと…神代くんは早退の準備しな〜!』
類『え…』
もしかして僕そんなに悪かったの?で、でも今日のショー練習は行けるよね…
類『あ、は、はい…じゃあ司くん、また今日のショー練習d…』
司『駄・目・だ!!』
類『えぇ…?』
司『今日は休め!!倒れる程だぞ!?』
少し圧が凄くて怖いけどこれでも僕を心配してくれてる…やさしいな…
彰人『ははっ、早く治せば良いだけっすよ〜!そしたら練習も出来るし…』
早く治せば良いだけ…違う、そんなんじゃない。僕の休んだ分のショー練習は?クラスメイトのコソコソと話す声かずっとある苦しさも…
類『そんなので決めつけないでくれ!!』
彰人『うおっ!?』
ガンッ!!
あれ、あ、そんなつもり無かった、無かったのに…なんで僕、隣の椅子を投げて…
司『類!?』
彰人『び、ビックリした…!』
類『ご、ごめんね!!やっぱり疲れてるみたい!!ありがとう、皆!!』
そう言って僕は急いで学校を出た。
あぁ、何やってるんだろう、僕。