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うう、好き🫶🏻
episode6
類『はぁ、はぁっ…』
家に着いてベットに倒れ込む。どんどん息が荒くなって…学校のときよりしんどい。
類『僕、東雲くんに何して…っ』
僕は東雲くんを殺そうとした…?あのもし椅子が当たっていたら…避けてくれなかったらもしかしたら東雲くんは死んでいて…皆に人殺しって呼ばれて…
類『あ…ああ……ああああああああああ(泣)!!!』
嘘だ、僕、あ、嫌だ、また、あ…
母さんがさっきのにビックリしたのかドアを覗きこんでいる。
やっぱり僕は、変人なんだ。変人ワンツーフィニッシュって呼ばれてるのも…きっと、
本当に何やってるんだ…僕、
数時間後…すっかり泣き疲れた僕は、放心状態で何も考えれなかった。
ただ、無意識に頬に温かい涙がずっと流れている。それだけは分かった。
ブーブーブーブー…
あれ、電話…東雲くんから?あ…謝らないと…きっと怒ってる…んだよね…
類『も、もしもし…!』
??『〜〜!!〜!!』
あれ、東雲くんじゃない、女の人の怒鳴り声。一体何を言っているのか…
類『すみません、どちら様でしょうか…』
??『私は…東雲絵名。彰人の姉!』
東雲絵名…どこかで聞いた事…あ、あの深夜定時制の同学年の…
類『あ…えっと東雲くんの事は本当にごめんなさい…』
震えた口で精一杯謝罪を伝える。でもきっと、僕は謝って済まないか。そうだ、うん
絵名『アンタねえ…!彰人を殺そうとすんじゃないわよ!!あの時…!』
分かってる、分かってるよそんな事。自分が一番分かってる。
『ちょ、おい!!返せ…!!』
あれ、電話の奥で誰かが喋ってる…
『おい!!神代先輩は何もしてねえ!!何より俺が生きてるんだからどっちにしろだろ!』
あ…この声…
東雲くん…?
絵名『きゃっ…!!』
ガタッ
あ、携帯が落ちたのか…必死に抗ってくれて…ごめんなさい…ごめんなさい…
彰人『お、おいっ神代先輩!!俺は何も気にしてっねえ!!だから…忘れろ!!』
プープー…
電話が切れた。あ、あぁ…更に涙が出てくる。皆の優しさに…ふふっ、こんな所皆に見られたら怒られるかな…いや、みんな優しいから心配してくれるのかな…
ありがとう、東雲くん…