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episode6


類『はぁ、はぁっ…』


家に着いてベットに倒れ込む。どんどん息が荒くなって…学校のときよりしんどい。


類『僕、東雲くんに何して…っ』


僕は東雲くんを殺そうとした…?あのもし椅子が当たっていたら…避けてくれなかったらもしかしたら東雲くんは死んでいて…皆に人殺しって呼ばれて…


類『あ…ああ……ああああああああああ(泣)!!!』


嘘だ、僕、あ、嫌だ、また、あ…


母さんがさっきのにビックリしたのかドアを覗きこんでいる。


やっぱり僕は、変人なんだ。変人ワンツーフィニッシュって呼ばれてるのも…きっと、


本当に何やってるんだ…僕、



数時間後…すっかり泣き疲れた僕は、放心状態で何も考えれなかった。

ただ、無意識に頬に温かい涙がずっと流れている。それだけは分かった。


ブーブーブーブー…


あれ、電話…東雲くんから?あ…謝らないと…きっと怒ってる…んだよね…


類『も、もしもし…!』


??『〜〜!!〜!!』


あれ、東雲くんじゃない、女の人の怒鳴り声。一体何を言っているのか…


類『すみません、どちら様でしょうか…』


??『私は…東雲絵名。彰人の姉!』


東雲絵名…どこかで聞いた事…あ、あの深夜定時制の同学年の…


類『あ…えっと東雲くんの事は本当にごめんなさい…』


震えた口で精一杯謝罪を伝える。でもきっと、僕は謝って済まないか。そうだ、うん


絵名『アンタねえ…!彰人を殺そうとすんじゃないわよ!!あの時…!』


分かってる、分かってるよそんな事。自分が一番分かってる。


『ちょ、おい!!返せ…!!』


あれ、電話の奥で誰かが喋ってる…


『おい!!神代先輩は何もしてねえ!!何より俺が生きてるんだからどっちにしろだろ!』


あ…この声…


東雲くん…?


絵名『きゃっ…!!』


ガタッ


あ、携帯が落ちたのか…必死に抗ってくれて…ごめんなさい…ごめんなさい…


彰人『お、おいっ神代先輩!!俺は何も気にしてっねえ!!だから…忘れろ!!』


プープー…


電話が切れた。あ、あぁ…更に涙が出てくる。皆の優しさに…ふふっ、こんな所皆に見られたら怒られるかな…いや、みんな優しいから心配してくれるのかな…





ありがとう、東雲くん…

僕は元気だよ…。^^

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