# やっぱり
俺は買い物に出かけた
きょうもと) …そういえば、…あれから3週間経つのか、
そう
デリヘルを利用してから3週間経っていた
きょうもと) そろそろ、…頼もうかな、
そんなことを考えながら街を歩いていると見覚えのある奴を見かけた
まつむら) あはっ、ほんと助かる~、笑
おんな) ほんと北斗は私がいないと何にもできないよね~っ?笑
まつむら) はぼ奥村さんがいるから生活できてるみたいなもんだよ~、笑
北斗が知らない女と楽しそうに歩いていた
きょうもと) …仕事、かな…
服装的に仕事なんだと思う
だけど何故か胸がもやもやする
きょうもと) …嫉妬…か、?
きょうもと) …んなわけないか、
俺は見なかったことにしてその場を離れた
まつむら) …、?(振向)
俺はまたサイトを開いた
前のようにスクロールしながら
北斗の名前を探す
きょうもと) ぁ、いた…
北斗のプロフィールにいき、予約しようとすると予約できる時間が限られていた
松村北斗 〜25時以降〜
1時以降しか予約がとれない
いつもの俺ならここで諦める
でも何故か今日はどうしても北斗の声が聞きたくて
北斗から京本って、大我って呼んで欲しくて
1時半からの予約をとった
今の時刻は9時半
あと3時間
お風呂に入って待とう
まつむらside
俺は女の相手をしながらすかさずスマホを確認した
25:30〜 京本大我
まつむら) っお、…
俺は思わず声が出た
また京本の家に行ける
また会える
何故か心が踊った
おんな) ね~え、北斗~っ?(覗)
まつむら) っ、ぉ…どうした、?
おんな) ね~、この後ホテル行ける?
まつむら) ん~、だめ。ご飯だけでしょ?
おんな) え~っ、いいじゃん、この後指名あるの?
まつむら) 25時半から指名入ってるの
おんな) ね~、いけるよ~。サッとおわらせよ?
まつむら) む~り、俺がお店に怒られちゃうよ、(笑)
今は24時前
あと1時間半
おんな) なんか~、最近の北斗おかしいよ~?
まつむら) ん?どういうこと?
おんな) なんか~、…前みたいに追加させてくれなくなった、!
おんな) 前なら時間増やしてもいいよ~みたいな感じだったのにここ数週間でなんか変わった、!
おんな) なんかあった?
まつむら) …なんもないよ
おんな) そ~お?
おんな) ま、でもそりゃそっか、北斗はあたし以外指名ほぼいないもんね~。
なんだか勝手に納得しているようだ
俺は本当に変わったのだろうか
京本によって、?
そんなわけがない
たかが1回だ
細客にも程がある
所詮客はカモでしかない
俺は誰とも恋愛はしない
全て仕事だ
25:15
まつむら) じゃ~ね、奥村さん
おんな) 北斗~っ、ほんとにホテル行ってくんないの、?(抱)
まつむら) うん、もう時間も迫ってるからさ、
まつむら) また指名してよ奥村さん、(額付)
おんな) んへへっ、わかった~。(離)
まつむら) ありがと、じゃ~ね。おやすみ。
おんな) おやすみ~っ。(帰)
まつむら) …よし、行くか
俺はタクシーに乗って京本の家に向かった
ピーンポーン
インターホンを押す
すると様子のおかしい声が聞こえた
きょうもと) ん~っ、だれ~、
まつむら) あ、…松村です、デリヘル来ました~
きょうもと) ん、まってぇ
まつむら) は~い、?
しばらくすると玄関のドアが開いた
ガチャッ
まつむら) あ、京本っ((
きょうもと) 北斗ぉ~っ、…(飛込)
まつむら) っお、!?
ドアが開くとすぐに京本が俺に飛び込んできた
そしてほのかに酒の匂いがする
顔も赤い
まつむら) ん、お酒飲んでたの?
きょうもと) そぉ、お酒飲んでた~っ。
まつむら) そっか、とりあえず家入ってもいい?
きょうもと) 入る、…(ふらふら)
ふらふらしながらも俺をリビングまで案内してくれた
まつむら) ぁの~、?
きょうもと) ん、…ねむい、…
俺はソファーに座っているが膝の上に京本が乗りこちらに倒れ込んできている
まつむら) なんで指名してくれたの、こんな遅い時間に
きょうもと) ん…1回やめようと思ったけどぉ、…やっぱり北斗に会いたくなったから、…
さすがに可愛い
そう思ってしまった
まつむら) そ~?嬉しい、
きょうもと) んふっ、…北斗すき、
まつむら) ありがと、
こういうことはよくある
愛を伝えられるが俺らは返してはいけない
なぜならかもだから
別に気持ちは入っていないから
こんなことしていてもなんとも思わない
きょうもと) 北斗は…?(上目遣)
こういうこともよくある
上手くあしらう
まつむら) ん、俺もだよ
きょうもと) …やっぱり営業なんだ、
まつむら) ん、?
きょうもと) …俺は好きだけど北斗は営業なんだ、まぁ…そうだろうとは思ってたけど、
衝撃すぎた
1度しか会っていないが確実にわかる
京本はこんなことを言うタイプではない
どちらかというと塩だ
塩中の塩だ
酒を飲むと甘くなんのか、?
まつむら) 俺のこと好きなの、?
きょうもと) 当たり前じゃん、…北斗…かっこいいし、…(強抱)
まつむら) ん、うれしい、
きょうもと) あと、…優しい、
やっぱりおかしい
顔を真っ赤にして言っている
まつむら) うん、ありがと、(撫)
きょうもと) …きすしたい、
まつむら) きす、?
きょうもと) きすしたい、
本当はダメだが、どうしてもキスしてあげたくなって俺は机の上にあった酒を口に含む
京本の口をこじ開け、京本の口の中に流し込む
きょうもと) ん“、ぅ“…っ、
まつむら) ん、ふっ…(舌絡)
きょうもと) ぁ、んふぅ、…//
京本は蕩けた顔で言った
きょうもと) …北斗えろい、…/
初めて“煽られた“そう感じた
きょうもと) …ヤろ、?
まつむら) い~よ、
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩♡60
コメント
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最 高 で す !
主さんのこの作品大好きです! 無理しない程度で投稿してください!