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翠桃
本編伏せ字×
地雷さん🔙or自衛
キャラ崩壊大
ご本人様関係ありません
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あの日から、数日が経った。
俺とすちは、ほとんど話していない。
同じ学校にいるのに。
昔なら、目が合えば笑っていた。
帰り道だって、当たり前みたいに一緒だった。
でも今は――。
俺のほうが、すちを避けていた。
怖かった。
すちが何を考えているのか。
また、俺の知らないところで何かをするんじゃないか。
そんなことばかり考えてしまう。
それでも。
俺は、すちとの思い出まで全部嫌いになったわけじゃなかった。
桃「……すち」
久しぶりに、俺から名前を呼んだ。
翠「……なに?」
すちが振り返る。
少し驚いた顔をしていた。
桃「話したい」
翠「……俺と?」
桃「うん」
翠「……いいよ」
俺たちは、昔よく一緒にいた場所へ向かった。
会話はなかった。
ただ、隣を歩く。
昔と同じ道なのに。
今は、全然違って見えた。
桃「……俺、すちのこと怖いって思った」
翠「……うん」
桃「正直、今も少し怖い」
翠「……そっか」
すちは何も言い返さなかった。
桃「でも」
一度、息を吸う。
桃「俺、すちとの全部をなくしたいわけじゃない」
翠「……え?」
桃「昔から一緒だったことも」
桃「一緒に笑ったことも」
桃「全部、嘘だったことにはしたくない」
夏海
50
#sxxn
夜凪 くら # おねむ
910
#翠桃
るこら。
192
7
すちは黙って俺を見ていた。
翠「……俺は、らんを苦しめたよ」
桃「うん」
翠「友達のことも……」
桃「うん」
翠「怖がらせた」
桃「……うん」
すちの声が少し震えた。
翠「それでも……俺と一緒にいたいって思ってくれるの?」
桃「……今すぐ前みたいには無理だよ」
翠「……」
桃「でも、変わろうとしてくれるなら」
桃「俺も、もう一回だけ向き合いたい」
長い沈黙。
やがて、すちは小さく頷いた。
翠「……分かった」
桃「ほんとに?」
翠「うん」
翠「もう、らんの周りから誰かを遠ざけたりしない」
翠「らんが誰と話してても、どこにいても……ちゃんと信じる」
桃「……約束?」
翠「約束」
その言葉を聞いて。
少しだけ、胸が軽くなった。
桃「じゃあ……帰ろっか」
翠「うん」
歩き出す。
昔と同じ帰り道。
だけど。
もう、昔と同じ関係ではない。
それでも。
桃「……すち」
翠「ん?」
桃「これからも、友達でいてくれる?」
すちは少しだけ目を見開いた。
そして。
翠「……もちろん」
そう笑った。
その笑顔を見て。
俺も、少しだけ笑った。
――これから先。
すちが本当に変われるのかは分からない。
俺たちが昔みたいに戻れるのかも分からない。
それでも。
俺は逃げることだけを選ばなかった。
怖かったからこそ。
ちゃんと向き合うことを選んだ。
桃「……また明日な」
翠「うん。また明日」
今度こそ。
その言葉が、普通の「また明日」でありますように。
END
コメント
4件
**はる。** うわあ、これ…すごく切なかったし、あったかかった。 桃が「怖い」って認めた上で、それでもすちと向き合おうとする強さが沁みた。「全部をなくしたいわけじゃない」って言葉、重みが違うよ。 最後の“また明日”が、ただの普通の“また明日”でありますように——その祈りみたいな願いが胸に残った。お互い変わろうとしてるのが尊すぎる。