◯◯side
20分後、私は玄関からリビングへと案内された
リビングに入れば向井くんだなぁ〜って感じの配置だったり、色味だった
逆に自分の家がシンプルすぎて、恥ずかしくなってきてしまった…笑
「先生、なんか飲みたいものある?」
『うーん…』
「なんでもあるから、気にせんで言うてな^^」
『じゃあ、コーヒーで』
「了解!作るからそこ座っといて」
そう言われて、私は机とソファーの間の隙間に座った
「コーヒー出来たで〜」
と言いながらこっちに来ると
「なんで、ソファーに座って良かったのに」
『失礼かな…って思って』
「何、気ぃ使ってんねん笑、全然遠慮なく座ってくれて良かったんやで」
『ありがとう、でも私ここで大丈夫だよ』
私は向井くんがいれたコーヒーを飲みながら、向井くんと最近の事を話したりした
話していると、急に恋愛の話になった
「俺な、今好きな人が居るんよ」
『そうなんだ、どんな人なの…?』
そっか…向井くんにも好きな人居るよね…
「その人はな、優しくて、おっとりしとって、面白くて、おっちょこちょいで、ほっとけない存在やねん、先生は居らんの?好きな人」
『居るよ』
「どんな人なん?」
向井くんだよって言えたらかっこいいのに…
言えない自分が、ダサかった
『教えない…笑』
「なんでよぉ、教えてや〜」
『私、頑固なので言いません…!』
「いや、面白すぎやろ笑」
今はこうやって向井くんと過ごしてる方が自分も楽なんだ…
向井くんに彼女が出来るまでは、向井くんの傍に居させて…
向井side
先生にも好きな人居るんやな…
こんな事聞かんかったら良かった…
それから、俺は飲み終えたコップを洗いながら先生をずっと見ていた
また、俺の前から消えるんやろうか…
考えるだけで辛かった…
俺のものにしたい…
誰にも奪われたくない…
どんどん欲が強くなっていた…
(チュッ…)
俺は気づいたら、先生に口付けをしてた
『向井くん…?』
先生はすごく戸惑っている顔をしていた…
でも、俺はそんな顔にも気付かずに先生と深く口付けをした
今は、何も考えんでええんや…
今は、俺だけの物や…
先生、一緒に溺れようや…
俺と一緒に_________
コメント
7件
んわっ!凄い展開!! 続きめっちゃ気になるねんけど!!