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向井side


どんどん俺の理性が壊れていく


先生、何もかも忘れて俺だけ見てや…


先生、俺に染まってや…


先生がいつ他の男から奪われるから分からんから怖いねん…


だからこうするしか無かったんや…



どんどん力が抜けてく先生を、俺はギュッと抱きしめた



『む…かい…くん…』




そんな可愛い声出るんやな…

もっと襲いたくなってしまう…




先生といつもの関係に戻れなくなっても、俺はずっと先生の事が好きやで…





◯◯side


あれから目が覚めたら、朝になっていた


私は向井くんに抱きしめられていた


昨日、向井くんに溺れていたんだと確信した



正直嬉しかった、向井くんが私に少しでも気持ちがある事を知れて




『向井くんの事大好きだよ…』




寝てる向井くんに言った後、キスをした



なんでこれを私は、本人の前で言えないんだろ…



今の言葉を、向井くんが聞いてくれていれば…




「なぁ、俺の事大好きなん?」

『へっ……』



顔を上にあげると、向井くんと目が合った…




「ほんまは目、覚めとったんよ。でも先生が起きたから目瞑っとっただけなんよ」



『…………』



私は言葉が出なかった…



向井くんが私を見つめてくる目はオオカミのようだった、



「先生、そう思っとたんやな…嬉しいわ…^^」




いつもとは、違う笑顔だった




でも、そんな向井くんにも私は見惚れていた




もう戻れないかもしれないけど、向井くんと溺れたい




そう思いながら、向井くんを見ていると



「そんな可愛い顔色んな男に見せてきたんやな」




どんどん抱きしめる力が強くなっていた


また私は向井くんに唇を奪われた




私はあんまり回復をしておらず、すぐに向井くんに体を委ねた…




私はその日向井くんから離れる事は無かった







それから、私たちは距離を置くようになった





お互いに好きって分かったけど、このまま本当に付き合っていいのか




分からなくなっていた…







あの事があってから3年も経っていた___













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