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ベットから起き上がり目を擦る

そういや、シャワーも何も浴びないで寝てしまった

特にベタついてはいないし

大丈夫か?

「あ〜おはよ〜ご主人君〜」

「おはようアデスって…」

うわっ

と声を上げて言ってしまいそうになった

爆発でもしたのかと言うほどの寝癖

こうはならないだろ

軽く俺が引いていると

「ふふふ、ご主人君は面白いなぁ。カッコよさげに見せてるけど、実は普通だったり?」

パチン

とアデスが指を鳴らすと

途端に髪はいつもと同じ様になる

ムカついたから取り敢えず殴っといた

「いったぁ!ご主人君酷いよ…」

わざとらしく泣く演技をするアデス

ちょっと面白かった

「おお、起きたか」

「あ、クレア。おはよう」

「おはよ!」

「身支度が済んでいるのなら、早速行くぞ」

「行くって何処へ?」

クレアがニヤリと笑う

「ダンジョンへじゃ」

ダンジョンか

そういえば、俺もアデスもレベルは1なんだよな

聞いてみれば、例えSランクでも、レベルが1だと、ちょっと強い魔物くらいらしい

俺も例外では無く

ランクで言えばDランクくらいだと言う

魔王だと言うのに世知辛い


少し歩く

ダンジョンは屋敷の近くにあるらしい

「さてと、着いたぞ」

着いた場所は屋敷の塔の一つ

ダンジョンが近くというか…

「屋敷がダンジョン…」

「気づかなかったのか?屋敷全体がダンジョンじゃったんだが…」

「まぁ良い、此処はお前らだけの貸し切りにしてある。存分に楽しむが良い」

「ありがとう」

そう言った瞬間クレアは消えた


「でっかい塔だな〜」

「入ろうか」

一歩足を踏み入れる

中は薄暗い

まるで外からの干渉が一切無いみたいだ

「ガルルルルッ」

早速発見したのは狼型の魔獣

鋭い牙に爪

当たったら痛そうだ

そう言えば、なんも武器もらって無いんだが

す、素手?

「まさか…な」

「ガルルルルッガルッ」

うわっ

こっち来た

あーっとどうすれば良いんだ?

取り敢えず殴る!

「キャンッウーウ“ー」

「〜〜〜〜〜ッ」

毛が硬い

ダメージとまではいかないがかなり痛い

そうだユニークスキル!

再び魔獣が突進してくる

限界まで引きつけて

タイミングを合わせて…

【エレメンス】

あの時よりも大きな白い竜巻が現れる

「キャインッ」

魔獣は吹っ飛んだが、攻撃としてはイマイチだな

「ご主人君、苦戦している様だね?」

「僕が手伝ってあげよう。ご主人君は、さっきみたいにスキルを放って、僕がどうにかする」

よく分からないが頼ってみるか

魔獣はまた突進してくる

【エレメンス】

【ボルター】

スキルの竜巻が黄色くなり、電気を纏う

それに当たると、途端に魔獣は光となり消えてしまった

「やっぱりね。ご主人君のスキルは魔法の属性を付けることが出来るみたい。属性を付けると威力が上がる感じだね」

「属性を付ける?」

「魔法には属性があって、例えば僕が放った【ボルター】は雷属性で、水を使う魔法だと水属性、みたいな?」

「へぇ、魔法で応用も出来るのか」

そうなると、俺のスキルってかなりサポート性能な気がするんだが…

まぁいいか

魔獣からドロップしたであろう爪と牙を広い移動する


その後も、俺のスキルとアデスの魔法で魔獣を倒す

基本出てくるのはあの狼型の魔獣だけの様だ

順調に魔獣を倒していたのだが…

「魔力が、切れた」

スキルは魔法よりも魔力を使う

どうすれば良いか…

悩んでいると魔獣を倒したわけでも無いのに光が発生する

「は?」

そして、落ちてきたのは赤い果実

まさかと思い齧って見ると

少しの酸味に甘い味が口いっぱいに広がる

そう、林檎だ

「林檎…でも、どうしてだ?」

クレアが遠隔で渡したのだろうか

それにしても、一言くらい何か言うと思うのだが

後で聞いてみよう

「ご主人君〜、それ何?」

「アデスは林檎の事知らないのか?」

「リンゴ?知らないなぁ、それ美味しいの?僕にも頂戴よ」

とは言っても、もう俺食っちゃったし

でも、林檎が落ちてきた時

なんか変な感覚があった様な?

1番近いのは、アデスを召喚した時だが…

気を引き締め

集中する

契約の儀の時の様に魔力とは違う何かを

引き出すような感じ

林檎がまたボトっと落ちてくる

成功したようだ

「わーい!ありがとご主人君!」

アデスは呑気に林檎を食べているが

今のは一体なんなんだ?

やはり後で、クレアに聞いてみることにしよう

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