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『episode5 ターゲット』
【食堂】
補「3日以内にコイツの身元を洗い出せ。」
補「できなければ実験室送りだ。」
そう、突然言われたが…
実験室送りってなんだ?
茅「…実験室?」
愛「…大大大大大ピンチだよ!!!」
佐「なんでそんな…!」
なんかめちゃくちゃ焦ってる
愛「実験室に送られると体をめちゃくちゃに改造されて、兵器にされるんだよ…!」
茅「えっ…」
そんなの法的に許されるのか?!?!
佐「でもなんでそんな…」
補「…正直に言うと、お前らは落ちこぼれだ。」
愛「落ちこぼれって…」
愛「私はともかく、いすみんは入院してて仕方なかったし、カナメに至ってはまだほぼ初日でしょ?」
補「そうだ。だがどちらも成果をあげていないことには変わりない。」
補「そしてお前、お前は長年ここにいるく せにそこそこの成果しかあげていない」
補「これは上の方の判断だ。
上の方がお前らを落ちこぼれと判断し た」
補「それ以上それ以下でもない。
とにかく…」
補「3日以内によろしくな。」
そう言い、補佐さんは颯爽と去っていった
【】
愛「うーん…」
茅「…」
補佐さんが置いていった書類に目を通す
名前は古坂敏夫。57歳
妻と今年高校生になる娘が1人
営業職…
別にこれと言って変なことは書いていない
どこにでもいるような普通のおじさんだ
佐「なんでこの人の身元を?」
愛「ね、ほとんど身元とか出てんじゃん」
茅「…見たところ普通のおじさんだな」
佐「ですよね……もしかして」
佐「これって…僕たちをただ実験室送りに
したいだけなんじゃ…?」
愛「…そんなはずないはず!
最近人手足りないし…」
茅「…」
愛「…まぁとりま!行きますか!!」
茅「どこに?」
愛「そんなの勿論!小坂敏夫の会社よ!」
【〇〇商事ビル前】
愛「…」
佐「…」
茅「…」
小坂敏夫が働いているという
〇〇商事ビルの前で張り込みを初めて
2時間。本来みんな出社する時間なのに
中々ターゲットは来ない
愛「…もう遅刻の時間ね
小坂敏夫は時間にルーズなのかしら」
佐「それとも、もう出社してるとか」
茅「確かに…それもありえるな」
愛「うーん……2人は朝ごはん食べた?」
茅「えっ……ちょっとだけ」
愛「お腹は空いてる?」
茅「…うん」
佐「僕はなにも食べてません」
愛「…じゃあカフェでも行きますか!」
【カフェ】
愛「さぁ、私の奢りだからじゃんじゃかお食べ!」
佐「ありがとうございます」
茅「俺もいいのか?」
愛「勿論!!ステーキでも純金でも
なんでも頼みな!」
俺はお言葉に甘えて、コーラとパフェを頼んだ。
茅「そういえば補佐さんが言っていたビーチってなんだ?」
愛「それね、毎年行くんだよね
ボランティアかなんなのかわかんない けどさ」
愛「ちょっと廃れた街を掃除したり
色々呼びかけしたりしに行くの」
佐「そうなんですね」
愛「そしてなんとビーチではBBQ!」
茅「やったー」
愛「お肉いっぱいあるよ!」
佐「うっ…」
愛「大丈夫?不整脈?」
佐「お肉っていう単語で…胃もたれしちゃいました」
茅「そんなことある?」
その時だった
愛「あ………あれって」
マインがわなわなと手を震わせながら
指さす方を見ると…
茅「!」
佐「?」
小坂敏夫がいた
カフェの中で若い女性と会っている
愛「あれは…」
茅「あれは確実に…」
佐「なんですか?」
そう、不倫だ
コメント
1件
「実験室送り」って言葉がまず重いですね…体を兵器に改造されるって、この組織のやばさが一気に伝わってきました。3日以内に身元を洗い出せって、結構無茶なノルマですよね。でも最後の不倫発見オチにはちょっと笑いました。シリアスな空気から一転、日常のドタバタ感が出てて、キャラたちの会話のテンポも良くて楽しかったです。次どうなるのか気になります!
#王国
星崎 ヒロア
886
@ 柚 月
37
羽海汐遠
14,838
南国
97