テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
〜🩷side〜
🩷『よろしくお願いします!』
今日は俺1人で番組の収録。
俺が大好きなアニメの特集の番組で呼んでもらえたことが嬉しくて出演が決まった時からめっちゃ楽しみにしてた笑笑
メンバーからも俺がずっとテンション高いのが伝わってて敵が出ても全然ストレスに思わないとか言われて…失礼すぎるけど!笑笑
でも共演者さんの中には俺が大好きで尊敬している声優さんもいらっしゃって合間にはお話できたり楽しいけどしっかり勉強もできて充実した時間を過ごせたし俺ももっと声優のお仕事がしたいなって改めて思った。
スタッフさん『佐久間さん今日はありがとうございました!』
🩷『いえいえ!俺の方こそめっちゃ楽しかったです!』
スタッフさん『そう言ってくださってこちらも嬉しいです!それに佐久間さんのアニメの知識量も凄くて皆さん驚いてましたよ。』
🩷『そうですか!また機会があったら呼んでください!それまでにもっともっと知識を増やしますので!』
スタッフさん『期待してます!』
🩷『ありがとうございました!』
収録が終わってスタッフさんとお話をしながら皆さんにお礼を伝えてスタジオを出る…事はしなかった。
🩷『おい!誰か居るんだろ?出てこいよ!』
誰も居なくなって静かになったスタジオに俺の声が響き渡る。
実は収録中めっちゃ嫌な気配を感じていた。
いつ奴らが襲ってくるか分からないから個人仕事の時はみんな警戒してるし俺ももちろん今日も同じように常に気を付けていた。
収録中に何もなかったら良かったけどずっと不気味な気配は感じていた。
それもいつも戦っている雑魚たちとは違う物凄く嫌な気配…。
もし俺の予想が当たっていたら1人じゃとても敵わないと思って誰かに、今日がオフのメンバーにテレパシーを送ろうと思ったけどせっかく呼んで頂いた番組を疎かにはできない。
注意しつつ何かあったらすぐにメンバーを呼んだり戦えるようにしていた。
『…やはり面白い。SnowMan。』
🩷『…誰だお前!』
すると俺の目の前に静かに現れた真っ黒い服を着て大剣を持った1人の男…。
その姿を見て俺は嫌な予想が当たったと感じた。
…此奴は只者じゃない。
対峙しているだけなのに圧倒的な闇で押し潰されそうだ …
全身に鳥肌が立った…
『…私の気配を感じられたのは貴様が初めてだ。』
🩷『…それは良かったな!』
静かに話す彼奴の声にさらに圧倒される…
🩷『…で、お前は何者だ?』
怯えていることを悟られないように俺も声を出す。
『…そうだな。ここまで楽しませてもらってるんだ。…名乗ってやる。』
顔色を全然変えずに静かに話す男は冷静沈着な奴だってことは分かった。
ロギ『…我が名はロギ。闇の国、ダークホールの下僕だ。』
ロギって名乗ったその男。
ダークホールは初めて聞いたけどそれが俺たちの世界を襲っている闇の正体。
🩷『…その闇の国の下僕が俺に何の用だ!』
ロギ『…さっきも言ったが貴様たちに興味が湧いた。』
🩷『…興味?』
ロギ『…圧倒的な力の差があるのにも関わらず我らにずっと刃向かっている者たちは貴様たちSnowManが初めてだ。』
…圧倒的な力の差?そんなのあんな雑魚たちからは全く感じられなかったけど。
でも奴らの興味本位だけで俺たちの世界は襲われているのか?
世界征服とかふざけた事の為だけに多くの人たちが苦しんでるのかよ…!
ロギ『…これまでが我らの本気と思っていたか?』
🩷『…そんなことは無い!』
もっと強い敵はいるって覚悟はしていた。
けどロギと会ってその闇の力の強さを実感してのは事実だ…。
(💚:…佐久間?大丈夫?)
(🩷:阿部ちゃん?)
(🧡:…なんやめっちゃ嫌な感じがするんやけど…さっくん無事なんよな?)
(🩷:…康二…。)
俺の異変を感じてくれた阿部ちゃんと康二がテレパシーを送ってくれた。
そういえば2人は別の仕事だけど同じ局で近くにいるんだった。
ロギ『…仲間とお話とは余裕だな。』
🩷『…っち!いつまでもお前たちの好きにはやらせねーよ!』
ロギが右手を俺に向けてきたのを見て俺は動き出した。
(💚:佐久間?何が起きてるの?)
(🩷:ごめん!今は話してる余裕がないや!)
(🧡:俺たちが着くまで無茶せんとってな!)
2人と半ば無理やり話を終わらせて俺はロギと戦い始めた。
…けど勝負はすぐについた。
🩷『ゔわあああああああああああぁぁぁ!』
ロギが右手を俺に向けてきたのを見て俺は粒子を飛ばしたけどロギはその右手だけで俺の攻撃を簡単に止めてそのまま衝撃波のようなものを出してきた。
🩷『…っ…』
ロギ『…私の攻撃を1度受けて意識を保っていたのは貴様が初めてだ。』
倒れてる俺に1人で話しながらゆっくりと歩いてきたロギ。
なんとか意識は保ってるけどそれも時間の問題だ…
攻撃を受けて吹っ飛ばされて後ろの壁に激突してしまって身体中に痛みが走る…
一撃でここまでのダメージを受けたのは初めてだ…
ロギ『…では参ろうか。深い闇に。』
🩷『…やめ…』
何とか抵抗しようとしたけど俺はそのまま意識を失った。
意識を失う直前、誰かが走ってくる足音が聞こえてきていた。