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京子、藍原、麗華の3人は事件に巻き込まれた藍原ゆり、ノエルの真相を突き止めるためしばらく疎遠になっていた、風間のいる秋葉原のパラドックスを訪れた。
そこにいた風間は正体不明の女性を拘束していたのであった。
「誰ですか?その人」藍原は少し取り乱した口調で風間を問い詰めた。
「その前にお前らは何しにここ来た?」反発するように風間は3人に言い返した。
「お姉ちゃんの事件の情報共有に来たんです!」藍原は強い口調で風間に言い返した。
「そっかぁ、お前らが知ってる事を話せ」
藍原と京子はツグミの件だけをふせて風間に知っていることを話した。
風間はため息をつき話始めた。
「麗華から塩乃木礼子から聞いた情報は聞いているか?」
「さっきNAOTOさんのお店で聞きました」
「ならここまでの情報はお互い全て共有されている、肝心なのはこの先だ。」
風間は薬品らしき瓶を手に取り布に湿らせ女性の鼻へ近づけた。アンモニアのような刺激臭が部屋にただよう。
「ごほっごほ」
女性が咳き込むと風間は猿轡を外した。
「風間、久しぶりにあったと思ったら、何してんだこの野郎」
風間はニヤと笑い、タバコに火をつけ、女性に咥えさせた。
「誰だこいつらは?」
「ツバキ、まぁ一服してから話そう」
そうこの女性こそ、もと横浜の女総長のツバキだ。
敵か味方かわからない状況で藍原達は何も口出せない状況だった。
「お前らは口出すよ」風間は念のため、3人にそう伝えた。
「ツバキ、単刀直入にきく、歌舞伎町の雑居ビルで、女性1人が死亡しもう1人も瀕死になった事件があったが、お前あの時なんであそこにいた?」
「お前になんの関係がある?それになんで知ってんだ?」
風間はツバキの額に手を当てた。
「こうした方が早いな、この女性が見えるか?」
「なんでここにいる?お前はあの時死んだはず。。。」
風間の霊力でツバキにユリの霊体が見えるようにした。
「ツバキ、リキトもお前も俺にとって旧友だ、知ってることを教えてくれ、ユリも今は植物状態で魂だけが俺のそばにいる。」
ツバキは顎でテーブルにあるタバコを催促した。風間はツバキの拘束を時、タバコを差し出した。
「ふぅーっ、私はリキトが始末をするか監視を頼まれただけだ。結局、リキトは手を下せず、宗教団体から2人に毒を盛られたか知らないが急に2人が苦しみだし、倒れ込んじまった」
「毒だと?呪いじゃないのか?」
「呪い?そんなのあるかよ、そのあと村上組の奴らに私もリキトも車に乗せられてあの場を立ち去った。」
「宗教団体の2人の顔は見たか?」
「あぁ、20代から30代前半の男女だ、名前とかは知らねぇ」
「そいつらが黒真会の呪術師か。。。」
「てか、お前、ゴーストを捨てて何してたんだ?」
「まぁ色々とあってな」
呪物が敷き詰まった部屋に沈黙が続く。
「ネギ、コイツは嘘はついてない」京子
「姉御もそう思いますか?」風間
「ずっと霊視してたから間違いない」京子
風間は藍原の隣に行き、頭に手を乗せた。
「この子はユリの妹なんだ」藍原は風変わりした、風間を上目遣いし頬を赤く染めた。
ツバキはタバコを挟んだ手を軽くあげ、軽く頷いた。
「できることなら助けてあげたいが、リキトの件も含め、もうあっちの世界の女だ、だから助けることはできない。」
「今の情報だけで充分だ」風間はそう言って、通りまでツバキを送り出し、2階に戻ってきた。
「結局、またいつものメンバーか」風間
「いつもメンバーだな」京子
「ですね」藍原
「。。。」麗華