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若井Side
中学生になって、生活費を稼ぐためにバイトを始めた。
~バイト先~
若井「合計1578円です」
お客「カードで」
若井「こちらにタッチお願いします」
ピッ!
若井「ありがとうございました」
お客「ありがとう~」
若井「お次のお客様どうぞー」
大森「お願いしま~すって若井?」
若井「あ…いらっしゃいませ…」(苦笑
大森「どうも。で、何でいるんだ?」
若井「か、家族の手伝いです」
大森「ふーん、偉いじゃん」
若井「あの、藤澤君は…」
大森「元気にしてるよ。って、学校で会うだろ」
若井「家でどうしてんだろって思って」
大森「癖付いてるのはあるけど、だいぶ慣れたと思う」
若井「良かった…あ、お会計1620円です」
大森「カード使える?」
若井「使えます。タッチでいいですか?」
大森「うん」
若井「こちらにタッチお願いします」
ピッ!
若井「大丈夫です」
大森「ありがとう。お疲れ様~」
若井「ありがとうございました~…あっぶね」
本来、中学生はバイト出来ない。そこを無理言って、 ここで働かせてもらってる。だから学校、ましてや担任で生徒指導担当の教師にバレるのは結構ヤバイ。
店長「若井君そろそろ上がっていいよ~」
若井「はい、お疲れ様でした」
店長「お疲れ様~」
大森Side
明日の朝ごはんを買おうと思って、近所のパン屋さんに行ったら、担任をしている若井がレジ打ちをしてた。
~リビング~
大森「涼ちゃん、ただいま~」
藤澤「お帰りなさいまっ…おかえり!もっくん」
大森「ただいま」
藤澤「なんかいい匂いする~パン?」
大森「そう。近所のパン屋さん行ってきた」
藤澤「明日の朝ごはん楽しみ~!」
バイトだと思えば、家の手伝いだと。
学校ではふざけてるくせに、実はちゃんとしてんだな。
若井Side
家…公園に帰ってきた。バイトで稼いだお金で、少しだけ前よりご飯を食べれるようになった。
子供「まだ遊びたい~遊ぶの~!」(泣
母親「もうおしまい、帰ろうね」
子供「やーだー!」(暴
母親「帰りまーす」(抱
若井「はぁ…俺も親が居たらあんな感じだったのかな…」
木の陰に隠れて、親子が出ていくのを待つ。
今日はもう寝よう。色々あって疲れた。