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またいつもの朝だ。「何気ない1言で傷付くことがあるのだから。」今日も私はこの言葉を聞いた。私は高校1年生の桜宮琴子。高校生活は友達にも充実していて勉学もそこそこで一般的に良好だと思う。けれど、1日1日が充実している訳では無い。学校から帰ってくればそれは楽しいとは言えない時間が始まる。珍しいかもしれない。学校よりも家の方が居づらいというのは。家では人付き合いがなくて気が抜けると聞くことが多いが、私にとっては違う。多少面倒くさいこともある人付き合いも家と比べれば楽しく感じられる。何故そこまで家が嫌なのか?それは、いつも母が自分の昔の頃と私を比べて、「あんたよりは〇〇だった。」と言ってくるから。どう考えても母が悪いのに、私がおかしいって指摘したらリモコンを投げたり手で殴ったりしてきて、父は母の味方をして、更には私を叱るからだ。これを居やすいと感じるのは難しいことだ。だから私はなるべく両親との会話を避ける。しかし母から話しかけてくるのだ。それを無視すればまた殴られるかもしれない。だから私は「何?」とにこやかに聞き返すしか手段はない。母は気分屋なのだ。さっきまではにこやかだったのに急に機嫌が悪くなっていたりする。だからとても扱いに困るのだ。
2階で勉強をしていると、 急に1階から「いやぁぁもうっ!!」という声がした。2階から少し1階を覗いてみると、母がペットボトルの中身をぶちまけていた。すると母が大声で私を呼んで片付けしておいてと言ってきた。私はまたか、と思った。自分が悪いのにさも私が悪いみたいに。「こぼしたのお母さんじゃん」と私が言うと、「いつも掃除してるのは私でしょ!たまにはしてくれてもいいじゃん!」と言ってきた。理不尽極まりない。私だって掃除くらいしている。なのになんでいつも都合のいいように母親という権力を使うんだろうな。いつもいつもほんとに都合のいい人。母親って大変なんだからなんて言ってるけど、それは一般的な母親を指してる訳であって、働きもせず、の家事すらしない人の何が忙しいのだか。こんなこと友達には絶対に知られたくない。
そう思ってたのに…。