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またいつもの朝だ。そう思っていたのに、学校に登校すると、美穂が駆け寄ってきて言いにくそうにこう言った。「ね、ねぇ琴子。琴子って虐待受けてるの?」え!?なんで!?私そんな素振り1回も見せてないのに!落ち着かないと。ほんとに虐待されてると思われちゃう!!「されてないよ?どうして〜?」と少し笑いながら自然に返した。すると美穂は感情が高ぶったのか声量をかなり上げて、「だって琴子いつも頬のところだけファンデ濃かったりスカートで普段見えないけど、体育着に着替える時に足に打撲だらけで血が出てたりするの見たもん!」と言ってきた。どうしようクラスのみんなもザワザワし始めちゃった。「気のせいだって、私いっつも元気じゃん?虐待なんて無縁だよ〜」そう返すと、「虐待受けてる子ってね、自分が悪いんだって思って、虐待受けてるの?って聞いたらお母さん守らないとって思って受けてないって言うんだって!見るからに虐待受けてるってわかっててもね!」と返してきた。「今日琴子に聞いてほんとなんだなって思ったよ。だって見るからに不自然な程に怪我が多いのに必死に隠すんだもん。」ねぇやめてよ美穂。みんな変な目で見てるじゃん。目立ってるじゃん。私は平穏な日々を送りたいのに!!「そういうのやめてよ。違うって言ってるじゃん!」少し強い口調で言うと美穂は「ほら!ムキになるってことはやっぱりそうなんでしょ!相談所行こう!私も一緒に行ってあげるから!」私は怒ってしまった。「いい加減にしてよ!みんなもそんな目で見ないで!!私は見せ物じゃない!」そういった後私は学校から飛び出してしまった。

さよならの涙はとても美しかった。

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