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𝕊𝕠𝕣𝕒☁️🫧💙
蓮の事を前向きに考えたいとは思ったものの、やっぱり怖い。Ωの状態で人と付き合った事なんてないし、番なんて、考えたことなんて無い。
…誰かに、相談してみようかな。
プルプルプル、プルプルプル
阿「ねぇ、翔太、ちょっと相談したい事、あるんだけど。」
渡「家、来いよ。」
阿「ありがと、」
…
ピーンポーン
渡「入っていいよ、」
阿「お邪魔します、」
佐「阿部ちゃんじゃーん!やっほー!」
阿「あれ?佐久間も居たの? 」
宮「今日は朝から遊びに来てるんだよ、ごめんね、言っとけば良かった。」
阿「ううん、全然。寧ろ都合いいかも。」
宮「あ、そう?なら良いけど。」
俺が来たのは翔太と舘さんの家。この2人は付き合っていて、同居している。翔太がαで、舘さんがΩ。俺の1番近くにいる、番の2人だ。
渡「で、どうした?急に相談って、」
阿「えっと…、」
宮「…?」
阿「その前に、なんだけど、佐久間!」
佐「何だよぉ!急に!」
阿「蓮に、連絡先、教えたでしょ、」
佐「もしかして…、蓮から聞いた?」
阿「うん、」
佐「あちゃー、ばれちゃったか、」
阿「「ばれちゃったか、」じゃないよ!急に連絡来て、びっくりしたんだから!」
佐「ごめんって、」
阿「って、怒ろうと思ってたんだけど、逆。ありがと、」
佐「ほぇ?」
阿「俺、蓮に会ったよ。佐久間のおかげで、蓮とまた会えたし、ちゃんと話す事も出来た。」
佐「…良かった。俺っちずっと心配で…、蓮と別れてから阿部ちゃん、ずっと何処か寂しそうだったから、俺の勝手かもしれないけど、阿部ちゃんには蓮が必要な気がしてたんだ。ごめんね、相談もせずに、」
阿「ううん、佐久間のおかげだから。でさ、俺、蓮と話して、もう1回蓮の事、ちゃんと考えてみようって、思ったんだ。」
阿「でもさ、俺はβだったから、番とか分かんないし、まだ蓮にΩになった事も伝えるのが怖くて…、だから実際に番の2人に話を聞きたかったの。」
渡「そういう事かよ、」
宮「まぁ阿部が前向きなら、良かった。」
阿「まだαの事は怖いよ。でも…、向き合うって決めたから。」
…
渡「俺らな、実は幼馴染なんだよ。」
阿佐「「そうなの!?」」
宮「生まれた病院から一緒だよ、」
阿佐「「えぇ!?」」
阿「じゃあ、舘さんと翔太は、俺と同い年だから…、26年間、ずっと一緒って事?」
宮「いや、実はそうじゃなくて…、」
渡「小中は別なんだよ。」
宮「でもね、翔太はずっと俺の事、守ってくれてたの。離れてる間も、思ってくれてて、再開した時にはもう、泣きそうだった。」
渡「俺は涼太を守るって誓った。阿部ちゃん、よく聞けよ、1回しか言わないからな、」
阿「…。」
渡「好きな奴を忘れるって、思ったよりもずっと難しい事だからな、俺、涼太と離れてる時、1回も涼太の事、忘れた事ないから。本当に好きな奴はな、ずっと頭に居て、離れないんだよ。」
渡「命に替えても、守りたいんだよ。」
宮「…///」
阿「…、」
渡「これで良いか!?もう、言わないからな!///」
宮「翔太、ありがと、」
渡「…ふん、///」
阿「…俺も、蓮の事、忘れた事ない…、それは、 蓮も同じ…?」
宮「きっと、そうだよ。俺も、翔太の事、忘れた事ないし。」
渡「…ごめんけど、2人共、今日は帰ってくんない?」
佐「何でよ〜、」
渡「涼太、2人帰ったらベッドな、」
宮「はッ!?///」
渡「覚悟しとけよ、」
佐「翔太、手加減してあげなよ〜、」
渡「今日は無理だな、」
宮「えぇ…、」
この6年間、蓮は俺の事、ずっと考えてくれてたんだ…、
ドンッ
阿「あ、ごめんなさい…、」
深「こちらこそ…、って、阿部さん?」
阿「深澤先生?お久しぶりです!」
最近、安定してきたから病院に通う事もほとんど無くなって来てたから久しぶりだけど、よく考えたら、この人も…、
深「阿部さん、何か悩んでる?」
阿「聞いて、くれますか?」
深「もう遅いし…、俺の家、来ますか?」
阿「良いんですか…?」
深「まぁ照も居るけど…、」
阿「お邪魔します、」
深「OK〜、じゃあ一緒に帰ろ、」
この人も、Ωで番持ちだっけ。
…
深「ただいま〜、」
阿「お邪魔します、」
岩「おかえり〜、って、阿部さん?」
阿「ご無沙汰してます、」
岩「どうしたの?」
深「何か、相談したい事あるらしくて、こんな時間だし、家で良いかなって、」
阿「すみません、急に…、」
岩「いやいや!上がって!」
阿「お邪魔します。 」
…
深「で、相談っていうのは?」
阿「…俺がΩになった時、蓮っていう名前が出てきてたの、覚えてますか?」
岩「あぁ、ちらっと聞いたような…、」
阿「実は、当時付き合ってた彼氏の名前なんです。Ωになった時、怖くなって俺、振っちゃって。でも色々あって、最近再会したんです。…でも、まだ俺がΩになった事、伝えられてなくて。」
阿「俺、怖いんです。Ωって伝えて、どう思われるか。蓮に、嫌われるかも、って…、」
深「照、話して良い?」
岩「勿論、」
深「あのね、阿部さん、実は俺も元々βだったんだよ。」
阿「…えっ?」
深「今はΩだけど…、阿部さんと同じ。」
深「照はね、俺がβの時から付き合ってて、俺がΩになった時も、ずっと傍に居てくれた。俺も阿部さんのように精神がやられちゃってね…、でもあの時代はまだそんな事例少なくて…、お医者さんに素っ気ない態度を取られちゃったんだ。」
深「だから、俺と照は一緒に、同じ状況に置かれた人達を救うために医者になったの。」
岩「勿論、驚いたよ。何で急に…って、でも、俺は辰哉がβでもΩでも、気持ちは変わらない。きっと、蓮さんもそうじゃないかな?」
阿「…、」
岩「好きな人への気持ちは、そんな簡単には変わらないよ。だから、自信持って。伝えるのは、辛いかもしれない、でも、きっと蓮さんなら、きっと分かってくれる、俺は、そう思うな。」
俺の周りには、良い人ばっかりだ。勝手に蓮の気持ちを決めて、逃げてたのは俺だ。
阿「ありがとうございます、俺、蓮に連絡してみます。」
深「こんな事話しちゃったし、これからは友達ね。阿部ちゃん、」
岩「俺も、」
阿「はい!えっ、と、じゃあ、ふっかと、照?」
岩深「「最高!」」
阿「俺、頑張る。」
深「阿部ちゃんなら、大丈夫。」
岩「ちゃんと蓮さんに思い、伝えろよ。」
阿「…うん!」
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うっ〜 うまくいって 続き待ってます🙇

続きあったらお願いしますm(_ _)m