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𝕊𝕠𝕣𝕒☁️🫧💙
ピコン
目「…LINE?」
阿『今週、何処かで会えない?』
亮平からのLINE。また会いたい、って言ってくれたものの、ずっと連絡が無いからもうダメかと思っていたけど…、
目『俺はいつでも!基本空いてるよ。』
阿『じゃあ土曜日に前のカフェで。』
目『了解。』
結構すんなり予定が決まってしまった。亮平は、俺の事、どう思ってるんだろう。今度こそ、もう会えない、って言われるかもしれない。
…亮平、大好きだよ。今までも、これからも。俺は亮平と生きていたいよ。
前のカフェに行ったら、亮平が読書をして俺を待っていた。いつもと変わらない亮平を見て、これが最後かもしれないと思うと胸が苦しくなった。…ずっと亮平の隣は俺が良かったな、
カラン、コロン
店「いらっしゃいませ、あの方と同じ席ですか?」
前に来たから顔を覚えられていたみたい。
目「はい、」
店「お入りください、」
目「亮平、お待たせ。」
阿「ごめん、呼んじゃって。」
目「ううん、寧ろ嬉しいよ。」
阿「…俺、さ、決めたんだよね。」
目「…、」
もう俺とは離れる、かな。まぁそうだよね、急に振って復縁したい、とか、やっぱ無いよね。
阿「蓮と、もう1回一緒に生きてみたい。」
目「…えっ?」
阿「駄目、かな…、」
これって現実?振られる覚悟で来たのに…、
目「良いの…?」
阿「この前、蓮、まだ俺の事好きって言ってくれたよね。…凄い嬉しかった。俺も、蓮の事忘れた事なかったから。振った分際で何だよ、って思うよね。自分勝手でごめん。でもちゃんと考えて、蓮の隣に居たいって思ったの。」
目「嬉しい。」
阿「…でも、今からの俺の話を聞いてから蓮の返事が欲しい。」
目「…?」
阿「俺ね、実は…、」
目「…大丈夫?」
阿「うん、…実は…、ッッ///」
ドクンッ///
阿「フッ、ンァッ///…ヒー、トッ…?///」
目「…亮平ッ///!大ッ丈夫…?///」
阿「ンンッ、れッん、近付かッ、ないで…ッ///」
目「大ッ丈夫、俺ッは、大ッ丈夫だから…、///」
このタイミングでのヒート。いつも常備している抑制剤も、こういう時に限って持っていない。蓮はαだから、俺のフェロモンが当たってしんどいはず…、でも、耐えて俺の事を助けようとしてくれてる…?
目「亮ッ平…、スマホッ、借りるよ…、///」
…
プルプルプル、プルプルプル
佐『どっした?阿部ちゃーん!』
目「佐久間ッくん…///」
佐『蓮!?どうした…?』
目「亮平ッが…、何でかッ、分からないんですけどッ、ヒーットッで…、」
目「俺ッ、家までッ送るのでッ…、亮平ッのッ、家に居てもらって…ッ良いですかッ…///」
佐『…分かった!』
…
目「亮平ッ、持ち上げるよッ///」
阿「ハッ、ウゥッ///、あつぃッ、蓮ッ、触って…///」
目「出来ないッ///」
目「亮平ッ、家ッ、帰るよッ!」
…
バンッ
目「佐久間ッくん…!///」
佐「蓮ッ!一旦離れなッ!」
目「…お願い…しますッ、///」
渡「目黒さんッ!こっち…!」
ガチャ
…
目「フゥッ///、」
渡「…落ち着いた…?」
目「あなたは…、翔太、さん?」
渡「ごめんな、この前はちょっと強く言って…、大丈夫か?」
目「はい、落ち着きました。でも、何でここに?」
渡「佐久間に呼ばれた。人手は多い方が良いだろって、」
目「…助かりました、ありがとうございます。翔太さんは、亮平の所、行かなくて良いんですか?」
渡「行くっていうか…、今、阿部ちゃんヒートだろ?行けねぇよ…、」
目「えっ…、」
渡「俺もα。」
目「そうなんですか…、」
渡「前、一緒に居た涼太って居ただろ?あいつ、俺の番ね。」
目「…番…、ていうか、何で亮平がヒートを?」
渡「まだ聞いてなかったのか…、今回体験して分かったろ。今日、阿部ちゃんがお前に言おうとしてたのは、そういう事だよ。俺に、馬鹿丁寧に相談までしに来てさ…、」
目「そうだったんですね…、」
そりゃ、言いづらいよな…、亮平は、自分の体の大きな変化を抱えて、俺に伝えようとしてくれてたんだ…、
目「…やっぱり、番って居た方が良いんですかね?」
渡「そうだな。体調面でも精神面でも居た方が安定するしな。」
目「ですよね、」
渡「でも、1番大事なのはお互いの気持ち。お前も、ヒートを目の前にしてしんどかったはずなのに我慢したのは偉いよ。 きっと阿部ちゃん、お前の優しさにずっと気付いてるんだよ。阿部ちゃん、お前の話してる時、凄い楽しそうだったよ。お前も、ちゃんと向き合ってやって、」
目「勿論、そのつもりです。だって俺は、亮平が大好きですから。」
渡「はっ笑、それは安心だな。」
ガチャ
宮「阿部、落ち着いたよ。目黒さん、入って大丈夫。」
目「はい、」
渡「頑張れよ、」
目「はいッ!」
ガチャ
…
目「亮平…?大丈夫?」
阿「蓮、ごめんね。話の途中で。」
目「少し驚いたけど、大丈夫だよ。」
佐「阿部ちゃん、俺、翔太と涼太の所居るね、」
阿「佐久間、ありがとう。」
ガチャ
阿「ごめんね、ずっと黙ってて。実は俺、今、Ωなんだ。蓮と別れる少し前、ヒートで倒れて、βからΩになってるって事が分かったの。」
阿「蓮の事、信じてない訳じゃなかったんだけど、どうしても、αが怖くなっちゃって、蓮にどう思われるか、不安で、だから振った。」
阿「本当に、ごめんなさい。」
スッ
俺は、亮平の手に自分の手を添えて、言った。
目「ずっと、しんどかったよね。言えないの、当たり前だよ。急に第2性が変わって、すぐに受け止められる人なんて居ないよ。それでも、俺に伝えてくれた亮平は、偉い。」
阿「6年もかかっちゃったのに…?」
目「年月なんて関係ない。また俺と会ってくれて、ありがとう。」
阿「蓮…、」
ギュッ
蓮に、ハグをされた。αがあんなに怖かったのに、蓮だけは、暖かく感じた。
コメント
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続きあったらお願いしますm(_ _)m

良かった🥰 最高です😆