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* * * *
翔は息を切らしながら萌音の隣に倒れると、彼女をそっと抱きしめる。それから萌音の顔を覗き込み、頬を染めてとろんとした表情に胸が熱くなる。
「萌音、大丈夫……?」
「うん……平気……。はぁ……やっと翔さんと結ばれたっていう満足感で胸がいっぱいなの……。でも今はちょっと動けない……」
萌音の髪を撫でながら唇を押し当てると、ようやく萌音と一つになれた喜びで胸がいっぱいになった。
萌音が自分の意思で俺を選んでくれた……それは何より嬉しいことだし、彼女の想いが本物なのだと俺に自信を与えてくれる。
翔の胸に寄りかかるように萌音が顔を寄せてきたので、その頬を指でなぞる。
「……不思議ね……私が何か一歩踏み出す時、必ず翔さんがそばにいてくれるのね……」
「そうでもないよ……俺は萌音の踏み出す一歩にいつも励まされていた……今はどちらかというと幸せを分けてもらってるけど」
翔が再び萌音に覆いかぶさると唇を重ねると、萌音は彼の首に手を回してそのキスに応える。
「あっ、そういえば今日式場に行った時に時田さんと元基さんとお話ししたよ」
「元基もいたの? あいつさっきそんなこと言ってなかったのに……変なこと言ってなかった?」
すると萌音の顔がポッと赤くなる。
「なんかね……翔さんの家族には……私のことがバレてるって……」
すると翔は目を見開いてから苦笑いをする。
「あぁ……まぁそうなんだよね……」
「どうしよう、婚約者がいるって知られたらまずいよね……」
「それは大丈夫。何の問題もないから、萌音は気にしなくていいよ」
安心させるつもりで言ったのに、何故か萌音は頬をぷくっと膨らませた。
「元基さんもそう言うの。翔さんを信じればハッピーエンドになるって……でも意味がわからないから不安になる。あの父や、顔も名前も知らない婚約者がいるのにハッピーエンドなんて……」
翔はにっこり微笑むと、萌音の額にキスをする。
「大丈夫だよ。俺にもちゃんと作戦はあるから」
「作戦?」
「そう。でも今はまだ言えない。とりあえず今は……うん、もう一回したいんだけど、ダメ?」
「えっ⁈ 今したばかりじゃない! 普通ってそんなに連続でするものなの……?」
「まぁ人それぞれじゃないかな? 俺は目の前にいる萌音の中に入りたい……でも萌音は初めてだから、辛いならやめておく」
萌音は口をグッと閉ざしてから視線をぐるりと回して思案する。それから上目遣いで翔を見つめると、小さな声で呟いた。
「痛くないようにしてくれるなら……いいよ」
あぁ、まずい……なんでこんなに可愛いんだ。これじゃあ一回で終わらせる自信なんてなくなる。呼吸も下半身もキツくなり、翔は萌音を強く抱きしめた。
「萌音が気持ち良くなるまでいっぱいしよう……」
「えっ……いっぱいって……ん……」
萌音の戸惑いの声を飲み込むようにキスをすると、翔は萌音の中の奥深くへと身を沈めていった。