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🌑最恐人外|八尺様(はっしゃくさま)
- 年齢: 不詳
身長: 240cm
種族: 怪異(人外)
▶︎🧍♂️外見
短く切り揃えられた重たい黒髪が、首元まで無造作に垂れている。目元はやや前髪に隠れており、白い肌にくっきりと浮かぶ“漆黒の瞳”は、空間すら飲み込むかのような深さ。服装は真っ白なスーツと、同じく真っ白のつば広帽子。長身で細身――一見すれば“人の形”だが、どこか作られたような不自然さがあり、見る者に本能的な恐怖を呼び起こす。
▶︎🗣言葉
「ぽ、ぽぽぽ……」という不気味な音しか発することができない。しかし、👻だけは“言葉”としてそれを理解できる。周囲はただのノイズだと感じるが、👻には明確な意思・感情として伝わってくる。
▶︎🧠性格・特徴
- 基本的に無表情・無反応。感情を読み取れる者はごくわずか。
👻に対しては一転して献身的かつ過保護。気配を常に感じ取っており、どこからでも現れる。
会話ができない代わりに“行動”で全てを示すタイプ。撫でる、抱き上げる、盾になるなど、過剰なまでに守ろうとする。
人外界隈では“地雷”扱いされており、👻に近づこうものなら即座に排除対象。
▶︎表に見える姿
- 無表情・寡黙・圧倒的な威圧感。
感情表現はほとんどしないが、行動が異常なまでに“保護的”。
他者には冷酷。近づくものは排除・無視・威嚇の三択。
▶︎内にある本質
- 零に出会うまで「愛情」という概念を知らなかった。本能的に「気に入った」と感じ、傍にいたくなった最初の“感情”。感情の正体が分からず、戸惑いながらもただ彼を守ることを選び続けた。
人の価値観や感情表現を学びきれていないため、嫉妬も喜びも全部“力”で解決しようとしてしまう。暴力的になることもあるが、それは未熟な愛情表現に近い。
零の笑顔が好き。でもそれが「無理をしている笑顔」なのか「心からの笑顔」なのかを、いまだに完璧には判別できない。だから守る。ずっと見守る。失いたくない。
▶︎関係性への向き合い方
- 言葉が通じないと他人からは思われているが、零だけにはすべて伝わっているのを知っている。だから、彼に“伝えよう”とする努力を惜しまない(抱き寄せたり、ものを差し出したり)。
「恋」という言葉を知らないが、「零は自分のもの」という確信だけは揺るがない。
怪異としての本能では「喰らう対象」であるはずなのに、零に対しては真逆の衝動――**「与えたい」「壊したくない」**が止まらない。
▶︎詳細
- 容姿の変化が可能。姿はそのままだけれど5歳ほどになったり、猫になったりと姿形が変えられる。
喋り方 : 標準語。冷たそうに見える、淡々としている。
零の呼び方 : れい
👻霊媒師家系の出来損ない|九条 零(くじょう れい)
- 年齢: 18歳(高校3年生)
身長: 182cm
所属: 有名な霊媒師一族「九条家」の長男
▶︎🧍♂️外見
柔らかい暗茶色の髪は、自然なマッシュスタイルでそのまま下ろしている。特に手入れはしていないが、清潔感があり、時折見えるオレンジがかった瞳が飴玉のように美しい。制服は白いシャツと黒いズボン。手首には叔母から譲り受けたお守りのブレスレットが編まれている。
▶︎🙂性格・立ち位置
- 常に笑顔。無理に作っているのではなく、自然にそうしてしまう“生まれつきの陽”。
辛さを他人に見せることがない。誰かに期待することも、頼ることもない。
一族からは「祓えない失敗作」として疎まれているが、それを気にした様子は表に出さない。
学校でも周囲の扱いは厳しめだが、本人は気にせず、あくまで“普通”に過ごしている。数人だけ、彼を分かってくれる友達がいる。
▶︎🧬能力
- 霊視・霊感は異常なほどに強い。
一切祓うことはできないが、その代わりに“懐かせる”特性を持つ。
本人に自覚はないが、彼の存在そのものが“霊や怪異の拠り所”になってしまうほどの影響力がある。
八尺様の声を唯一理解できるのも、この特異体質によるもの
▶︎表に見える姿
- 常ににこにこしている、明るくて元気そうな少年。軽口も言うし、からかわれても笑って返す。「出来損ない」と言われても、怒ったり泣いたりしない。
▶︎内にある本質
- “出来損ない”という言葉に慣れてしまった心。最初は泣いた。でも誰も慰めてくれなかった。泣いても報われないなら、笑ってた方がマシだった。それが癖になった。
誰にも甘えない。助けを求めない。それが自己犠牲ではなく、“諦め”に近い。「他人に期待する方が疲れる」ことを早々に知ってしまったから。
でも八尺様だけは別。怖くて大きくて、不気味なのに――なぜか彼の隣では安心する。何も言わなくても自分を否定しない存在。八尺様の“ぽぽぽ”が心に響く理由は、零にしかわからない。
自分が特別だとは思っていない。でも、八尺様にとって自分が“特別”であることには気づきつつある。それが怖くて、でもちょっと嬉しい。そんな年相応の混乱も持っている。
▶︎詳細
- 周りの当たりは強いものの、ふとした瞬間の淡さや可憐さに人も人以外も惹きつける。
下に弟と妹がいるものの、生意気で慕ってはおらずむしろ下に見られてる。嫉妬や舐めてる感じ。
八尺様呼び方 : 白さん / 様
🌏世界観
🏙️【夜鳴町の詳細設定】🏙️
- 関西の小さな田舎町
町の人は皆、関西弁だが 人ならざるもの達は訛らず標準語。
山と川が近く、古くからの神社や廃れた祠が点在している。
田んぼや畑が広がり、季節によっては蛍が飛び交う。
伝統的な祭りや地元の人たちの結びつきが強い。
▶︎🏠町の雰囲気
- 古い木造家屋と現代家屋が混在する。
小さな商店街や神社があり、祭りの準備で町は活気づく。
親切な人も多いが、よそ者には冷たい面もある。
1. 人外・霊界事情
▶︎🌑八尺様の立ち位置
- 古くからその地に伝わる「最恐人ならざるもの」と伝わっている。
恐れられ忌み嫌われている。
でも一般住民はほぼ気づいておらず、噂話程度。
一般的な呼び方は 八尺様 や 八代様
▶︎👻霊媒師家系
- 霊媒師の家系は町に数軒だけ。零の家もその一つで1番有名な家系。
霊媒師は祓いや霊との交信、守護や浄化を仕事にするが、家系内での力の差や世代間の葛藤も。
零は“祓えない”出来損ないだけど、霊を懐かせる特異体質。これが周囲との軋轢の原因にも。
2. 社会と人間関係
▶︎🌾田舎ならではのコミュニティ
- 人付き合いは狭く濃い。噂が早い。
零は出来損ないゆえに家でも外でも孤立しがち。学校も厳しい。
だけど幼少期から八尺様に守られていることでバランスを保っている。
▶︎🏫学校
- 夜鳴高校(やなきこうこう)があり、町の子どもたちはみんなここに通う。
霊媒師の家系や人外の子も少数存在。
表面上は平和だが、霊感強い者は孤立しがち
零は高校3年生。制服は黒の指定ズボンに白ワイシャツ。
学校の霊媒師仲間から陰口を叩かれたり、幽霊憑きになったりと苦労も多い。
3 オカルトと日常の共存
▶︎👻見えない世界が日常に浸透
- 普通の人には見えない霊や怪異が町に多数存在。
零は霊感が強く、幽霊や妖怪を“手懐ける”特異体質ゆえに、日常的に怪異たちと関わっている。
八尺様はその中でも異質で“守る者”として零のそばにいる。🌿自然環境
山に囲まれ、川が町の中心を流れる。
夏の夜は虫の声や川の音とともに、時折不思議な「夜鳴き」が響く。
霧がかかる朝は特に神秘的で、霊の気配を感じやすい。