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ども、主です。それでは本編どうぞ!
ー💜side
俺は奴隷。ただそれだけを頭に入れていればいい。今、目の前にいるヴァンパイアにも、只々無であればいいだけ。吸われようとも、噛みつかれようとも、無でいるだけ。それが、俺たち奴隷の役割だ。
🧡「はじめましてやな。俺は🧡。よろしく!」
💜「、、、。」
🧡「、、、あ、これ邪魔?取っとくな。」
そう言って、俺は手錠と首輪を外される。久しぶりに身体が軽くなったのを感じた。それでも、俺はただ俯いていればいい。吸われて、「帰っていい」と言われるのを待つだけ。
💜「、、、。」
🧡「、、、もうちょっといい反応してくれへんのぉ?もしかして、奴隷ってそういう仕組なん?」
あ、このヴァンパイアダメだ。奴隷を知らない。いや、「奴隷」という言葉は知っていても、意味を知らないタイプだ。こういうヴァンパイアって吸わないけど質問攻めしてくるから厄介なんだよなぁ。、、、無視しとこ。
🧡「なぁなぁ、名前とかあるん?」
💜「、、、。」
🧡「、、、じゃあ、吸われたこととかあるん?」
💜「、、、。」
🧡「、、、なぁ、答えてくれへん?」
💜「、、、。」
あ、これそろそろヤバい。怒られちゃう感じ?でも、、、怒られたら怒られたでこんな面倒くさいヴァンパイアから解放されるから、それはそれでいいのでは?
ギュッ
💜「!?」
🧡「、、、ごめんな、今まで辛かったな。こんなに質問攻めされても、答えられへんよな。過去のことを掘り出してまう形になっちゃうよな。でも、安心しぃや。俺は今までの所有者とは違う。必ず、君を大切にしたる。」
💜「、、、。」
🧡「、、、俺、こんなにも奴隷が可哀想なものだとは知らんかった。」
やっと学習したか、このアホヴァンパイア。でも、別に可哀想なものではない。そうされるとは知ってたうえでここに来たことは事実だから。そんな奴隷に情けなんてかけなくてもいいのに。
🧡「んじゃ、ちょっと吸わせてもらうで?」
カプッ
💜「、、、。」
ジュルッジュルッ
痛い。久しぶりに感じた。この痛いようで痛くないこの感触。でも、この人のは、優しかった。とにかく優しかった。牙が丸いのだろうか。いや違う。鋭いはずだ。でも、今までに経験したことのない、優しい痛覚だった。
🧡「ぷはっ、、、。」
💜「、、、。」
🧡「、、、こんなにも荒らされてたんやな。だったら、喋らないのも納得いくわな。」
💜「(変なところで納得してる、、、。)」
🧡「なぁ、明日も来てくれへん?俺、君の甘い血、毎晩飲みたいわ。」
💜「、、、。」
俺に聞かれても困るんだな、これ。でも、前の所有者にも言われた。「お前の血は格別だ」と。それでも、飽きればどこかに売られるのが、食用奴隷だ。俺はもう、それを何回も繰り返されてきた。だから、このヴァンパイアにも飽きられるだろう。
🧡「、、、俺は裏切らない。、、、信じてほしい。」
やめてよ。、、、そんなこと言われたら、、、
また、期待しちゃうじゃんッ….。
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