「ハローヌーチューブのしょっくーん!今日はドラドラチャンネル登録〇〇人記念生配信!にようこそ!!」
「ヌヌー!」
自撮り棒を高く上げ我が愛しの使い魔のジョンと同じ枠に入っている事を確認しウインクを決める。ん~流石私挨拶からめっちゃコメ流れてる~~
「さぁさぁ今日は特別生配信だからね。特別に若造の引き出しの中身大☆公☆開スペシャルしちゃうぞ!」
「ヌヤン」
ジョンが恥ずかしそうな真似をすればコメント欄から
『ヌーかわ』
『ロナルド様の机?!』
『プライバシーとは?』
『コレは神回 』etc
様々なコメントが飛び交っている。本当は畏怖い私の配信でも良かったのだが…最近ロナルド君乱入回が軒並み再生数が上がっている事に気付いた。まぁ私の次の次位にカッコイイし?イケメン退治人ロナルド様(笑)と自称してるし?まぁデート企画とかしちゃう位に顔は良い若造だから。ロナ戦ファンが来ちゃったと察した試し。こんな企画を立ち上げた。
まぁ以前若造の仕事机の引き出しを開けたら放置されたひよこっちやら出て来たし良いイメージダウン!になると密やかに悪い私が出てしまう。
わざわざ尻に力を入れなくても良いカメラを買ったのだ企画倒れはしたくは無い。
「さぁてご開帳!やだー意外と綺麗にしてるー!」
あの魔窟は何処へやら綺麗さっぱりでは無いか!死!はなんとか回避すれば奥に何かをあるのをジョンが見つけた
「んふふ若造ったらな~にをドラドラちゃんに隠し事かなぁ~」
鼻歌(コメントからは『お経タイム』)混じりに手に取ればベロア生地の小さな箱。若干冷や汗が流れる。もしかして不味い流れになる??いやここまで来てそれは避けたい
コメントも『結婚指輪?』『え?!ロナ様熱愛報道?』『ヌーを出せ』なんて盛り上がっちゃってる。今更終了なんて出来ずいざ開封タイム!
「ただいま~くそ吸血鬼アルティメットウルトラハイパーリンボーダンサーが現れギャーーーーっ!!」
「んぉーーーーーっっっ!!!帰宅早々殺すな!!」
バッドのバッドタイミングに若造が帰ってきてしまい勢いよく顔面に右ストレートをぶち込まれスナァと死んでしまう。私の灰になにか落ちて来ては一心不乱に灰に手を突っ込み探しまくる若造に再生が追いつかない
「あんっ♡やめっロナルドくっ、そんなとこに突っ込まないでぇ♡」
「バカヤロー!変な声出すな!喘ぐな!!!見つかんねぇチクショー!!」
えぐえぐと泣き始めかけた若造を胸から上を再生してはよしよしと頭を撫でてやる
「大事なもの無くしちゃったの?」
「うるせぇバカタコ。プライバシー侵害変態吸血鬼」
本当の5歳児の様に泣きじゃくるロナルド君の顎を持ち上げては、まぁ空が溶けたかの様に目が潤んでいる。
「お探しはコレ?」
べぇと舌を出しては舌先に指輪を引っ掛け見せつける。
「ばっ!!かっ返せ!!」
すぐ様取り返す勢いではなくもう殺す勢いで飛び掛ってくるロナルド君に驚きすぐ様指輪を口の中に戻す。
「食いもんじゃねぇんだぞ!吐け!」
「んふふなら奪ってみなよ?もご…暴力以外思っきまちぇんか…んんっ」
童貞をからかって得意気になれば、ぐわりとまるで熊に襲われたみたいに覆いかぶさられては、キスされる。
「んんっ…ふっ。あっロナっ♡やめっ」
乱暴に口内で暴れ回る舌から指輪を取られまいとするが、舌先が触れ合ってはそのままグチュ、ジュル♡とはしたなく舌を絡ませてしまう
気持ち良さにトロンと目を惚けさせては、牙に引っかかった指輪を簡単に取られてしまった。
「はぁっ…ヨダレでベットベトじゃねぇか。高かったんだぞコレ」
「はぁ♡どこで…あんなテクを」
「毎晩してんだろ?今夜は覚悟し」
得意気に笑う若造がジョンが持っているスマホに気付く
「え?ジョン…今の録画して」
「あっ…しまった生配信中!!」
「はぁっ!!すぐ切っ!いやぶっ壊す!!」
「いやーーっ!私のスマホがーっっ!!」
生配信はジョンによりジョンのミュート握手会へと変えていたヌ
完
コメント
2件
ジョン有能〜