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バレンタインデーなんて別にいらない。
こんなの、どっかのお菓子の企業がチョコレートをたくさん売る戦略として広めたに決まってる。まあ、確かにチョコを渡し合うことは悪くないけど。
1つ言うなれば私はこの日がとても嫌い。
2030年、日本ではバレンタインデーにあげるお菓子はチョコレートだけ、という法律があった。理由は、2020年まであげるお菓子によって相手への気持ちの意味が込められていたことが関わるそうだ。お母さん曰く、飴には好き、クッキーには友達、マシュマロには嫌いという意味があったらしい。調べてみたら、カップケーキだとか焼き菓子にも意味合いがたくさんあった。とにかく、よくわからないけれどこの意味合いが世間に広まって、何処かの誰かが事件を起こした。このお菓子の意味でどんな事件が起こったのか理解不能だけど。その事件によってバレンタインデーであげるお菓子の意味が問題視され、今に至ったそう。
「バレンタインチョコレート制限法」略して「VCR法」は2020年3月14日に採択されて、2030年まで例の事件のようなことが起こらなければ、廃止されるというもので、当時のことを知らない私にとっては、いかにも怪しい法律だ。
そして今日は2030年2月4日、今年も去年や一昨年通りに問題なく10日後のバレンタインデーを終えることができたら、日本は10年前と同じバレンタインデーに切り替わるのだ。
まあ、制限されようが、バレンタインの賑わいは社会現象。チョコレートが食べれない私は、その社会の枠に入っていないみたいだけど。きっと今日もまた人々はチョコレートの話をする。そして交換の約束だとかをする。
「くだらない。」
一言呟いて、社会を嘲笑った自分に酔えた私は
「行ってきます。」
そう言って、学校へ向かった。