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─sideザマス ─
コハクは生まれつき『時間停止能力 』に目覚めていたらしい………だが、それを狙う理由がまだ分からない。
オウル(ホログラム )『なぜコハクさんの能力が狙われているのかは不明ですが、一つだけ言える事があります。 』
速ブラック「……それはなんですか? 」
オウル(ホログラム )『…………裏組織による世界征服に使うため、ですね。 』
……それが本当なら、コハクを 狙う奴らは能力だけに目を置いて個人を全く見ていないことになる。
速ブラック「…ザマスさん? 」
ザマス『! 』
気が付けば、私は下ろしていた 拳を強く握っていた。……ははっ、何時ぶり だろうな…こんなにも感情的になったのは。
オウル(ホログラム )『話を戻しますが、まだ仮説の状態ですので、間違っている可能性もあります。手っ取り早いのは…………その手配書を持っている人に直接聞くこと、ですかね。 』
速ブラック「事情聴取…ですか。考えましたね、オウルさん。 」
オウル(ホログラム )『後は事情聴取する人材ですが……それは こちらで何人か派遣しました。 』
派遣した?誰か来るのかと思っていた矢先、リビングの扉が勢いよく開いた。
?????A「ふん…なぜ私が神のなり損ないを手伝わなければならないのだ?時間の無駄でしかないのに…… 」
?????B「仕方ないだろう…あの人造人間に頼まれた事だからな。もちろん私は報酬の紅茶狙いだが。 」
そこには私がよく知っている同士と私に そっくりな人物の姿があった。
ゴクウブラック?「そっちの私が色々しでかしたようだな?同士なら常に見守るべきだろう? 」
ザマス『ぶ、ブラック……!? 』
ゴクウブラック?「おっと、私をあのバカと同じにするなよ?私は正真正銘本物の ゴクウブラック……こっちの世界ではアニメブラック と呼ばれているがな。 」
ザマス?「同じくアニメ版と呼ばれているザマスだ。しばらくの間だが よろしく頼む。 」
私そっくりの”ザマス”がそう言ってきたので、私も軽く会釈をした。自分がもう一人いるのは正直気味が悪いが…………
オウル(ホログラム )『残りの人材は既に向かわせています。貴方たちはそこで引き続き 作戦会議をよろしくお願いします。 』プチッ
そう言い残し、オウルは通信を切った。
─sideアニメブラック─
人造人間に連れてこられた先にはこっちの世界にいる ザマスと私の 分身に似た人物………そして、扉の向こうに 隠れているもう一つの”気 ”を感じた。
アニメブラック『……何時まで隠れている気だ?黒又コハク 。 』
コハク「……!? 」
私がそう言った瞬間、私のそばに居る ザマス以外が一斉に扉の向こうを向いた。黒又コハクが怯えながら扉をゆっくり開け、リビングに入ってきた。
ザマス(うちの )「こ、コハク!?何時から聞いてたんだ……!? 」
コハク「……ブラック様が、家を飛び出した時からです。 」
アニメブラック『……』
……なるほど、人造人間から話は聞いていたが、潜在能力がとてつもなく高い。それに、僅かだが『時間停止能力 』の力も秘めている 。
速ブラック「じゃあ話は早いですね。先程聞いていたと思いますが、貴方は裏組織に狙われており、その理由を今から探りに行きます。貴方はこのまま家で待機を「私も 連れて行って下さい。 」!? 」
私の分身に似た人物の 話を遮り、黒又コハクは静かに言った。私は最初は『無駄な戦力が増えるだけだからやめておけ 』と言おうと思ったが、すぐにやめた。 その黒い 目には確かな『覚悟 』があったからだ 。
ザマス(うちの )「お前聞いてたんなら危険なのは分かってんだろ!?ここは私たちに任せて……! 」
コハク「……危険なのは承知の上で言っているんです。ブラック様が私の為に動いてくれているのなら、私もブラック様の為に何かしたいんです!! 」
黒又コハクの目は潤んでいたが、その声は真剣さが伝わってくる声だった。
アニメ ザマス「……いいのではないか? 」
ザマス(うちの )「!? 」
アニメザマス「この小娘の潜在能力は極めて高い。連れていく余地は大いにある。足手まといになればすぐに家に連れて 帰ればいい。 」
ザマスも黒又コハクの潜在能力の高さに 薄々気づいていたようだ。この小娘の 姿をこの世界の私が見たらどんな顔をするのだろう……いつの間にか私は そう考えていた。
速ブラック「……わかりましたよ。一緒に行きましょうか。 」
コハク「…! 」
速ブラック「少し待っていて下さい。 」
そう言って奴はリビングを出ていき、数分後に黒い フード付きのマントを持ってきた。
速ブラック「良いですか?何があってもフードを外さないこと。そして戦闘は私たち に任せて下さい。 」
コハク「は、はい! 」
今までの暗い空気は既に無くなっており、今ここに あるのは明るい空気、それだけだった。
ザマス(うちの )「楽しそうなのはいいんだが……何処から手配書を持ったやつを 探すんだ? 」
速ブラック「……あ。 」
コハク「あ、あはは… 」
コイツらの 無計画さに、私は苦笑いをすることしか出来なかった。
To be continued……………
コメント
1件
第3話、読み終わったよ〜!!😭💕 コハクちゃんの「私もブラック様の為に何かしたい」ってセリフ、めっちゃグッときた…!あの覚悟の目、マジでかっこよすぎるっしょ…✨ しかもアニメ版のブラックとザマスまで登場して、もうカオスすぎて頭追いつかないんだけど!?笑 でも最後の「あ。」で無計画さがバレるの、ちょっとほっこりした〜🥺💖 続きが気になりすぎる…!次回も楽しみにしてるよ〜!!🌸
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