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🩷薬の効果 ティアは毎食後に強い飲み薬を飲みました。やがて効果があらわれ、本当に頭がぼうっとして起きていられなくなりました。
薬の効果があらわれてからは、食事はスプーンですくえばいいだけのリゾットになりました。
確かに、幻聴は聞こえなくなり、うまくいかない思考にももう苦しまなくて良かったのです。
起きているのだけれど、眠っているような状態でトイレに行くために感じることはできましたが、自力で起き上がれないので呼び出しコールを押しました。身体抑制されていた時も呼び出しコールは押せる位置にあったので、トイレに行く時は呼び出しコールを押していたのでした。
「ティアさん、トイレですか?」来てくれたのはティアにいつも優しい言葉をかけてくれるルラでした。「はい、お願いします」こうしてルラがティアの体を支えてトイレまで連れて行ってくれて、トイレに座らせてくれたのです。「ティアさん、終わったらドアをノックして下さいね」ルラがそう言ってドアを閉めました。「ありがとうございます」ティアはこうしてトイレに行くことができました。
ルラと一緒に部屋に戻ってきたティア。「本当にありがとうございます」ティアはルラに感謝したのでした。「いいんですよ、ゆっくり休んで下さいね」ルラはティアにそう言ってくれました。