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第八話
覚悟
「ぼさっとするな!残り三周だ!!」
化物退治以外の、久々の授業です。
座学はほぼなく、基礎体力作りや訓練がメインです。
先日の街で起きた事件により、休日の外出は禁止となり、訓練も増えました。
「はぁ、はぁ……あかん……死んだばーちゃんが迎えきてくれとるわ」
「な、椥辻さん、っ……それ違うから……っ、しっかりして」
「いやねぇ。これだから体力のない子は……」
「みんな、っ……話してると余計な体力を消耗するから……」
相変わらず、班員を纏めるのは難しいです。
「綺ちゃん。朔夜ちゃんは走らないの?」
「……神剣くんは、この間の訓練模試一位だったのよ。だから免除されて……」
「屋上で、っ……昼寝して、るんだよね。神剣くんは」
そうなのです!
神剣くんは相変わらず規格外の力で訓練模試一位を叩き出し、一人優雅に昼寝をしています!
あの件……もう神剣くんの中では終わっていました。
確かに解決はしました。
犠牲者は出ましたが、出現した化物は討伐されました。
でも私は、この件を簡単に片付けてはいけないと思うのです。
また同じような場面に遭遇しても、私は悩みます。
みんなを助けられる最善を探します。
「よーし! 五分間休憩!」
先生の合図で、みんな大きく息を吐き、グラウンドに大の字になって寝転がり、呼吸を整えています。
入学してから一年近く……クラスメートもかなり減りました。
訓練が厳しく、自ら去った者。
初めての化物討伐に恐怖し、去った者。
そして……。
小さな白い箱に入り、家族に抱かれて去った者もいます。
私は、これからも悩むし、考えます。
でも、死なないために。
生きるための覚悟は、持ち続けるつもりです!
みんなと……。
「あかん……っ、もう嫌や……うち、もう起きとうない」
「そう? あたしは、まだイけるわよ♥️」
「のーみそまで筋肉で、できてるやつは、ゆーこと違うなぁ」
「……何か言ったかしら?」
「まぁ、まぁ……ふたりとも……ね?」
……やっぱり、この人達とは無理かもしれません(泣)
コメント
1件
うわあ、第9話読んだよ〜!!🔥 訓練きつそうすぎるけど、みんなの掛け合いがちょっと可愛くて笑ったww 特に椥辻さんの「死んだばーちゃんが迎えに来とる」にはウケたwww でもその裏で、クラスメートが減っていく現実とか、主人公の「生きるための覚悟」がすごく響いた…! 神剣くんは相変わらず規格外すぎて草🌱 このギャップがもうたまらん…!次も楽しみにしてるよ〜!!🌸✨
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