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「えぇ!?」
驚いた表情のまま、もう一度窓から外を見てみる。やっぱり、さっきと同じように朝日が昇っている。
ということはつまり、ここは異世界じゃないということ! やったー!! これで帰れるよぉ~!!! 嬉しさを抑えきれず、思わずガッツポーズをする。
そして、ふとあることを思い出した。
そうだ! お母さんとお父さんに連絡しなくちゃ! 急いで部屋を出て階段を下りると、ちょうどリビングから出て来たお母さんと目が合った。
「あら、おはよう。よく眠れたかしら?」
「うん!」
「じゃあ、早速だけど朝食にしましょうね。パンケーキを作ったの。たくさん食べなさい」
「ありがとう!」
テーブルについて待っていると、程なくしてお父さんも降りてきた。
「おや、珍しいな。早起きじゃないか」
「そうなんだよ! 見てみて!!」
興奮気味に伝えながら、再び窓から外を見せる。「ほら!見てよ!」
「うん……」
「すごく明るいね?」
「そうだね……」
あれれ?反応が悪いぞ~? もっと喜んでくれると思ったんだけどなぁ……。