コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
この国は戦争が絶えなかった一国であった。その国の国王は「独裁者」というのがふさわしいような醜い王だった。欲しい領土が出来たらすぐさま住民を虐殺し、すぐさまうばった。自分が気に入らない部下は、反逆罪といい即刻処刑した。国王が絶対だ。その政策を批判した本を書いた人は、終身刑が言い渡した。貿易が気に入らなければその国との貿易を切り、すぐに宣戦布告をするような愚かな王だった。
しかしその国の国民は、平和を重んじる国民であるが故、その王を処刑しようと市民革命を起こした。その革命軍の中には、国王の息子もいた。珍しいことだが、紛れない事実であり、また革命軍も彼が現国王の息子だと知ってなお一緒に戦おうと決めたのだから。…いずれ訪れるであろう、未来永劫の国民たちへの幸せと無駄な戦争によって落ちる命が無くなるために。後の国王は就任式の際高らかにこう宣言したという。
「人間全て等しき命だ!無駄な戦争や無駄な政策を全て打ち砕き、未来永劫の幸福と犠牲を払わない国を再興させるとここに誓う!」
──宣言をしたのが独裁者だった国王の息子であることは国民皆知っての通りだろう。
あとがき(作者の話などどうでもいい方は作品のご閲覧感謝いたします。)
今回の作品は、ちょっとした革命のお話。現実世界でもまだ戦争が終わっていないので少しだけですが戦争批判をここに…。苦手な方は申し訳ない。紛れもなく僕は現代の人間だし戦争の悲劇を写真や動画でしか見たことがないようなガキです。ええ確かに僕は子供ですが、戦争が何をもたらすのかは僕にとっては理解しがたいものでして…。それを戦争反対の意味を込めて革命のお話とさせていただきました。─せめて。本当に、この世から戦争という無駄なものはなくなって、未来永劫平和が訪れますように…。Libraでした。