コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
夜遅くとはいえ、連れ込み宿は営業しており、2人は無事に部屋を取ることができた。ラウスが外に出て釜戸に火をくべ風呂の支度をする。
「そんなにチンチンに沸かさなくていいからな。ワシは温い湯の方が好きじゃ」
「はい。判りました」
釜戸にある程度薪をくべて火の量を調節すると、ラウスは風呂場に向かい湯加減を見た。
「湯加減、大丈夫です。ゼルダ様」
「ん。では入るとするか」
ゼルダはおもむろに立ち上がると、身体のあちこちを締め付けている拘束具を取り外した。
ラウスは部屋の隅で、ゼルダに背を向けるとコソコソと服を脱いだ。
拘束具を外し、ボディースーツとショーツを脱ぐと、ゼルダはラウスに呼びかけた。
「脱いだか?」
「は、はい。脱ぎました」
若干、前かがみになり、股間を両手で隠したラウスが、おっかなびっくり返事をする。
「何をいまさら恥ずかしがっとるんじゃ。風呂を出たらワシ等は交わるんじゃぞ」
腰に両手を当て、堂々としたポーズでゼルダが言う。雪のように白い肌。腰のくびれ、胸の大きな膨らみと整った顔の造形。悪徳冒険者たちがサキュバスと見間違えたのも無理はない美しさだった。
「判ってます。でも……」
ラウスの首に腕を回すと、ゼルダが少年魔術師を風呂場に引きずっていく。
「ほれほれ、入るぞ」
湯桶に湯を汲むと、ゼルダは自分に1回、ラウスに1回湯を浴びせた。
「細い身体じゃのう。お前、ちゃんと食べておるか?」
石けんで泡立てたタオルで身体を洗いながらゼルダが問う。
「はい、食べてます」
ラウスの返事を、ゼルダはすぐに嘘だと見抜いた。薄い胸板、細い二の腕と血色の悪い顔。痩せ犬のように浮き出た肋骨。悪徳冒険者どもは、必要最低限の食事しかこの子に与えなかったのだろう……
「他人様の膣に入れるんだからな。そこは特に綺麗に洗えよ」
ラウスの背中を流してやりながらゼルダが言った。
「は、はいっ」
「何なら、ワシが洗ってやろうか?」
「だっ大丈夫です。自分でやれますっ」
「ふぅ。さっぱりしたわい」
風呂を上がり、身体を拭き上げると、2人は部屋に用意されていたバスローブを羽織ってベッドの縁に並んで腰を下ろしていた。
人心地ついたところでゼルダが言う。
「じゃあ、始めるとするかの」