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水素「…ぅ、あ………?」
無も知れぬ、一柱。
広大で真っ暗な”そこ”にひとり生まれる。
今から数分前、この闇の中で強大な爆発______
所謂、『宇宙開闢』が開始し、
今は少し落ち着いた頃。
大爆発以前に存在した小さな小さな粒子やエネルギーが衝突しあい、
一つの元素、一つの彼、
一人の『水素』が生まれた。
そして、もう一人。
“ソレ”のもとに、近づく影があった。
ヘリウム「……おにい、ちゃん…」
水素「……?」
水素「…きみ、は?」
ヘリウム「へりうむ……」
水素「そ…っか。きみは、おれのおとうと?」
水素「おれ、すいそ!!!よろしく!!!!!!」
ヘリウム「!!!」
ヘリウム「うんっ……!!!」
ヘリウム「ねぇおにいちゃん、ぼく、たびがしたい」
水素「たび?」
水素「いいよ!!いろんなところいこうか!!!」
その空間に二人きり、
彼らは終わりなき”旅”を始めた。
???「…………」