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後編
m→モブ
pn視点
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彼のことを突き放してしまったことを謝りたい
あの時に突き放していなかったら、
どうなっていたのだろうか
今でも考える時がある
そう考えているのは彼のことが好きだからなのだろう
もしかしたら、別に彼は嫌われていなかったかもしれない
そうしたら、彼と仲がよかったかもしれない
、、、もうこんなことを考えるのはやめよう
どうせ会えないし、叶うこともない恋なのだから
今は、そっちの世界で言う中学生ぐらいの年だ
引っ越しをして別の学校に行った
流石に中学生になったら魔法も使えるようになり、
い〇められることは無くなった
だからこれで良かったんだ
今はしにがみくん、クロノアさん、トラゾーもいる
友達もできて今は幸せだ
仲良くなって、楽しく暮らす!
これが俺の今の目標かもしれない
m「あ、ぺいんと〜?」
p「何?」
m「下駄箱のところで探してる人いたよぺいんとのこと」
m「話したいことあるから一緒に帰らせてって言ってた」
p「、、、ありがと」
、、、探している人、、、?しにがみくんたちかな
あいつならクラス一緒なのに
どうせまたドッキリかなんかだろ
裏取って驚かせようかな
そんなことを思いながら玄関に向かう
s「あれぺいんとさんじゃないですか」
s「どうしたんですか?」
、、、⁉︎しにがみ、、、?
p「あれ、お前が俺のこと呼んでたんじゃないの?」
s「何がですか?」
どうやら俺のことを読んでたのはしにがみじゃなかったらしい
p「なんか俺のこと探してる子がいるらしいから」
s「告白ですか〜w?早く行ってくださいよ〜」
p「うるさいなー、、、行ってくるわ」
s「はーい」
とりあえずしにがみじゃないなら裏取るのやめよ
今思えば知ってる人だったら〇〇君が呼んでるとかいうよな
んー、、、
、、、!あの人かな
下駄箱の影から少し見える黒髪の方に近寄ってみた
流石に誰だかわからないと怖いし、ちょっと覗いてみよう
p「!」
、、、⁉︎何で、、、何であいつが、らっだぁがここに、、、?
r「⁉︎」
r「ぺんちゃん!」
r「やっぱここだったんだ」
何で俺の場所知って、、、
r「ぺんちゃん、、、?」
逃げなきゃ、、、
r「ちょ、、、」
r「待って」
そう言いらっだぁは俺の手首を掴んで止めた
俺はその手を振り払おうと必死だった
だって、また、またあの生活には戻りたくなかったから
r「お願いだから、ちょっとでいいから話を聞いて」
そう言えば、こいつは俺に何かしただろうか
なんなら助けられたことの方が多いんじゃないか、、、?
p「、、、ごめん、ちょっとパニックになっちゃって、、、」
r「大丈夫、今日一緒に帰れる、、、?」
俺は首を縦に振った
だって断る理由がなかったから
それに、謝りたいと思っていたから
この気持ちをきちんと伝えるチャンスだ
二人で歩き始めてから5分ちょっと立っただろうか
どちらも何も離さない状況が続いている
r「あのさ、、、」
その沈黙を破ったのはらっだぁの方だった
r「ずっと謝りたくて、、、」
謝る、、、?
どうしてらっだぁが謝るんだろう
謝りたいのはこっちの方なのに、、、
p「そんな、、、謝りたいのはこっちで、、、」
あの時突き放したから?俺が逃げたから?
だからって、何で、、、何で、、、
らっだぁがずっとこんなこと考えてなきゃいけなかったの、、、?
だとしたら俺のせいでしかない
p「ごめん、」
r「ぺんちゃんが謝ることじゃ、、、」
r「俺のせいなんだから、、、」
らっだぁの、、、せい、、、?
違う
r「ごめん、、、何も出来なくて、、、」
r「俺のせいでぺんちゃんが、、、」
違う、違う違う違う
らっだぁのおかげで救われたんだから
だからそんなこと言わないで
r「ぺんちゃん、、、っ」
r「大丈夫、、、?」
らっだぁは、らっだぁは
p「何にもわかってないよ、、、」
r「、、、」
p「俺が救われたことも、らっだぁのせいじゃないことも」
p「らっだぁのことが好きだったことも」
r「、、、⁉︎」
p「全部らっだぁのおかげなんだから、、、そんなこと言わないで、、、」
らっだぁは返事に困ったような顔をしてこちらを見ていた
自分が思っていたことと真逆だったんだからそれはそうだ
r「、、、ごめん」
r「でも、助けられなかったのは事実で、、、」
何も返せなかった
あの状況から何か変わったことがあったわけじゃないし
救われたのは俺の心のことだから
らっだぁにはわからなくて当然だ
どうしたら、、、どうしたらいいんだろう、、、