みょうがです!
⚠️バレンタインのお話最終回です!⚠️
ここまで見て下さり本当に、本当に
ありがとうございます!
続きから始まります!
カランカラン…、、
「 ありがとーごさいましたぁっ!」
ひとまず第二ピークはおさまった。
ふぅ、、と軽く息を吐いて
これからもっと忙しくなるであろう店内を
思い浮かべながらさらに気合いをいれる。
「 すみません、店員さん、会計おねがいします。」
「 はぁいっ、!と、セラお。」
伝票をもったセラおが少しソワソワしながら
レジまできた。
ん、?そわそわ?
「 チョコレートケーキほんとにおいしかった。
みんなが頼んじゃうのも 人気なのも、
めちゃくちゃわかる。
それくらいおいしかった。」
「 ほっか、!それはよかった!
奏斗と一緒にめっちゃ考えた甲斐あったわぁ〜!
そういってくれてほんまうれしい。」
「 うん それで、、さ。ひばり。」
「 ?なにどったの?」
「 俺が頼んだチョコレートケーキって、
みんなのとはちょっとちがう、、よね?」
セラおは気づいてくれたみたいだった。
そう、他の人とはちょっと違う。
セラおだけ。
お店が出してるのはシンプルに
チョコソースがかかったチョコレートケーキだけ
ど、俺がセラおにだしたのは
それにプラスして可愛いクマさんのクッキーと
チョコレートプレートがついている特別仕様。
「 おん。よくわかったなぁ?
全然気づかれないパターンもあると
おもってたんやけど。」
「 最初は特になんも疑問をもたなかったけど
メニューで見た写真ともちがうし、何より
他に頼んだ人のケーキを見たら 俺と全然
ちがうんだもん。
そこでもしかして、、?ってなった。」
「 ほっか。確かにメニュー見れば一発やったなぁ、、。」
「 でも、そういうのいいの?
特定のひとだけに、、なんて」
「 職権乱用にならない?大丈夫?」
「 ショッケンランヨウ、、?」
「 仕事で自分の立場を
使って好きなようにすること。
雲雀、その、、おこられないの、、?」
あー、、そゆことねぇ、、。
だからさっきセラおはソワソワしてたんやなぁ?
心配そうに俺を見つめるセラおに優しく頭を撫でる。
「 あー、、なるほどなぁ、、。
不安にさせてごめんなぁ?
だいじょぶ!!!さっき奏斗にL◯NEで聞いたら
セラおはお得意様だし、
俺の給料からひかれるらしいからきにせんで
ええって!」
「 今日、バレンタインやしさ、、。
セラおに何もできんかったから、、。
だから、セラおが今日来てくれてめっちゃ
嬉しかった!!!やから、そのお返しっ!」
「 ほんまに今日来てくれてあんがとなぁっ!」
「 そっ、、か、うん。 そういうこと なら、、」
セラおは一瞬驚いた顔をして何か考えている素振り をしていたが、自分のなかで整理ができたのか いつものセラおに戻っていた。
「 ありがとぉ、ひばり。
あのね、ほんとはやっぱりちょっと寂しかっ、た。
でも、雲雀はこのお仕事が大変だけど好きなの
知ってるし、なにより、、。我儘いって雲雀を困ら
せたくなかった。 」
「 セラおにワガママいわれて困ることなんて
この先もないと思うぞ?」
「 うん。だからこれは俺の問題。」
「 ???」
「 つまり、おれも雲雀に会えて嬉しかったってこと!ケーキもだけど飲み物も美味しかった !ご馳走様!」
ん〜???なんかよくわからんけどセラおが嬉しいなら なんでもええか!
恥ずかしかったのか、ほんのり耳が赤くなっているのは知らないふりをしておこう。
「 おうっ!また来てくれよなっ!」
俺はセラおに向かって笑顔で見送った。
、、???
んん、、?セラおがうごかんぞ、、?
お会計も終わって流れ的にも帰るような感じだと思ったんやけど、、?
不思議に思って、セラおに声をかけようとすると
優しい力で袖を引っ張られる。
突然のことで少し体勢が崩れ
若干セラおの方に身体が傾いた。
「 セラお、、?」
「 雲雀からご褒美、もらったから、、
俺からもお返ししないと、 ね。」
内緒話をするように手を口元にあて
セラおは俺の耳につぶやいた。
「 かえったら、、 シょ、、?」
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