ご本人様関係なし❌
なんでも許せる方のみ推奨
最近眠過ぎて… たまには頑張ってそれっぽく
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つぼ浦に避けられてる…気がする。
いや、俺が原因なのは明確なんだが…
数日前
「つぼ浦ってさ、好きなやつとかいるの?」
「き、急になんすかアオセン…」
「いやー気になってさ」
「あ、店舗強盗っす。行きましょう」
「うん」
何となく、会話をするために聞いたことがきっかけで、俺とつぼ浦は互いを気にかけるようになった。
「アオセン!だいじょーぶっすか!!」
「俺は平気だよー。それよりお前フラフラだよ?」
「俺はいいっすょ…..」
ふらぁ…
「危なっ」
「っ….!//アオセっ…ほんんとにへーきっすから..」
「嘘だー」
そう言って俺はつぼ浦を姫抱きした。最初は「何するんすか!おろしてくださいよ….!」とか言って抵抗していたが程なくして静かになった。
顔が良く見える。そういえばあんまりちゃんと顔見てなかったな。まつげ長いな。鼻高いな。肌綺麗なんだな。眉毛整えてる。口小さいな。唇やわらかそうだな。乾燥してない。ちょっとピンク色してる。
キスしたら気持ちいいんだろうな─────。
「…? どーしたんすかアオs────」
ちゅ
唇同士が軽く触れるだけのキス。
柔らかかった。
「ちょ、アオ、セン…..?なにして…」
「つぼ浦さ、俺の事好きでしょ」
「っ…..!///」
つぼ浦が俺に好意を寄せていた事は分かっていた。さっきしたキスも、賭けに出た訳じゃない。今しかないと思った。反応的には当たっている…はずだ。
「お、おれ…は……」
「着いたよ」
病院に着いてしまった。その後つぼ浦は救急隊の人たちに連れて行かれた。目で何かを訴えていたようだが、俺には分からなかった。分かりたいとは思わなかった。
病院を後にして俺は寝た。
多分その日のことだ。
結局返事も聞かないまま数日がたっている。このまま話さずに俺たちは離れていくのだろうか。犬のように走り回っては俺の元に戻ってくるあの姿はもう見れないのだろうか。眉じりを少しさげて、目を薄め、へにゃ…とでも効果音がつきそうな性格に似つかないあの笑顔を見ることも無くなるのだろうか。
「はぁ”ぁ”あ”…….」
頭の中で渦巻く思考を紛らわせるために仮面を外し、煙草に火をつけ深く吸って吐いた。
「そんなため息ついて、どーしたんすか先輩」
「 !? 」
いつの間に居たのだろうか。驚いて悲鳴も出ず、代わりに自分の咳き込む音が聞こえた。
「…いつの間に居たんだよ」
「さっきから居ましたよ。考え事してたみたいっすけどどーしたんすか」
「いや…」
「俺の事すか」
「…」
「アオセン」
「…避けてただろ、俺の事」
「それは謝るっす。すみません。でも嫌いとかそういうんじゃないっす」
「返事聞けてなかったよ、ね…」
声が震える。
煙草を吸う手がいつの間にか止まっていた。灰が地面に落ちていく。
「その、俺は..」
「……….っ」
息ができない。煙草のせいじゃない。呼吸なんて意識しなくても出来る。なのに。浅い所で、何も取り込めないくらいの速さで空回りする感じ。
自分の心臓の音がうるさい。
「アオセン、と、目合うと…その、熱くなっ、て、なんて言うか めまい、して、頭 まっしろ、なって、声とか聞い たら、くらくらして 倒れそう、で、….でも 嫌いじゃ、ない…むしろ、す…すき、っす………//」
「え」
「好き、です….青井先輩…」
俺がずっと聞きたかった言葉。
「言ってくれてありがとう」
キスをした。
タバコの匂いに包まれて、沈みかけた夕日に照らされながら、抱き寄せて、今度は舌を絡めあう。
ずっと続けばいいと思った。
「っは….」
煙草の処理をして、もうすっかり暗くなった空を見上げた。
夢みたいにふわふわしている。
「…飲み行かない?」
「…! 行きましょう…!!」
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「つぼ浦さ、俺の事好きでしょ」
図星だった。
初めて会った時、一目惚れした。
でも同時に隠し通そうとも思った。
仕事を手際良くこなす、愛想が良い、声色が優しい、頭が回る、仕事が一段落した後に屋上で隠れるようにして煙草に火をつける仕草、風に舞う紺色の髪、透き通ったその目、全部俺の物になるなんて、叶うわけないと思って。ましてや同性同士で繋がれるなんて、無理だと思って。
あんな人が、俺に好意を寄せるなんて。
嬉しくて。
キスされたあの日。喜びのあまり泣きだしそうになった。思いが溢れて仕方がない。何も言えなかった。
知らぬ間にアオセンを避けていた。この距離感に悩んでいたら、いつもの場所で煙草を吸う姿を見つけて、気がつけば隣まで走っていた。
アオセンのまつ毛が数えられる距離。腰に手がまわる。舌が入ってくる。暖かい。優しい。
不意に目が合った。
「っ、ふぁ….」
知らない感覚。腹の奥がキュッと閉まって熱い。
なんだ、これ。
あー。幸せだ。これからこんな気持ちで生活できるなんて─────
「おーい?飲み過ぎだよー流石に」
「ん、んん…….」
「起きてー。帰ろ。ね?」
ふわふわ…くらくら…
アオセンが見える…ここ、居酒屋か…?
かえるってどこに…?
「ほら行くよ」
「ふぁい…」
舞い上がり過ぎて飲みまくったせいだろうか。頭と呂律が回らない。
調子乗ったー……
…ふわふわ?
「ちょ、アオセンッ!?!?//」
「なにー?」
「またこれすか!?!?さすがにおろしれくらさい!?」
「つぼ浦どうせ歩けないでしょー?」
「あうけましゅ…!!」
「呂律回ってないし」
「ぬぅ…」
「それに俺ら恋人どーしじゃん?」
あー、顔熱。
「さらっと言わにゃいれくらしゃい…」
「嬉しいくせに」
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ホテルに来た。
部屋に入って鍵を閉める。つぼ浦を壁に押し付けてキスをした。
「ん、ふぁ…アオ、セッ…」
「っふぅ…….」
「なんれ、ここ、ほてう….っす」
「分かってる。」
つぼ浦の股の間に膝を押し付ける。震えて、「っあ」と少し声を出したが、口を塞いでしまった。
「声聞きたいなぁ」
「む、りですっ…ぅあ」
「ふーん」
ぐっ と押し付ける力を強くすると短パンに染みが浮かびあがった。
「は、ぁっ…!ふぅ…..!」
「いっちゃった?」
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恥ずかしい…! 恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい……….!!!
好きな人に、こんなみっともない姿、見せてしまった…!!
「…幻滅、しましたか…?」
「しないよ」
にこにこと笑う。目を細めて、嬉しさが溢れでてしまったような笑顔。また腹の奥が疼く。
手を引かれてベッドに座らされた。アオセンが防具を取っていく。「ちょっと待っててね」と言ってアオセンは上裸になった。押し倒される。
「っ…..アオセン…」
ボタンを外され前を寛げられた。ぷっくりと主張する2つの突起。アオセンの指が触れた。声が漏れる。くりくりといじられ、弾かれ、遊ばれる。じわじわと熱くなってやがて快感へ変わった。
「した、いい?」
「はぃ…..」
下着ごと短パンを引っ張られ、自身のモノが露になる。さっき出した精液と先走りで濡れている。
「痛かったら言ってね」
つぷ… と音を立てて指が入る。感じてしまう。自分でする時とは違う、予測できない動きに腰が反応する。
「あれ、もしかしてしたことある?誰と?」
「誰ともないっすよ……ッ!!」
「へぇ。じゃあ自分で?そーゆー趣味とかあったんだ。つぼ浦って」
「違っ…!趣味とかじゃなくて、興味本位っつーか…」
嘘だ。アオセンの事を思い出しては自分の指で自分を慰めていたのだ。毎夜。こんなこと口が裂けても言えない。
「2本はいるの?」
返事をする前に入れられて「っんあ」と甘い艶のある声が出た。
「そんな反応しないでよ。結構限界なんだって」
苦しそうに張り詰めた股の部分に思わずぞくっとした。腹の疼きが治まらない。
アオセンがベルトを外し始めた。今から行為を営むと実感して呼吸が荒くなる。逃げたいなんて思わなかった。むしろ、したい。
アオセンのモノが俺の孔にあてがわれる。
「俺さずっと我慢してたんだよね」
「ずっと?」
「そ。だから止まんないかも。いい?」
「いーっすよ。アオセンなら」
「…ほんと好き」
アオセンのモノに押し広げられる。今まで感じたことの無い圧迫感と快感。腰が揺れる。
「は、ああっ….んうっ..!♡」
「っはぁ、全部入ったよ。ここ、分かる?俺のがここまで来てるの」
そう言ってアオセンは俺のへその下あたりをとんとんと指さした。入ってる。俺の、中に。
「ごめん、余裕ないかもっ….」
「っあ、あお、しぇ…!!」
ごちゅんっ と俺の中で響いた。チカチカする。途端に熱いものが中に入ってきた。これ、
「あは、出ちゃった」
アオセンの….!
「ん、ぅあっ…!!〜〜ッ♡」
がくがくと揺れて、身体中に電流が走るような感覚。いった。アオセンに中出しされて、いっちゃった。
腰を掴まれた。
「もっかい…!」
「んああぁっ!!?」
腰が打ち付けられるたびに自分の声が甘く、高くなっていく。違う誰かの声に聞こえるのに、自分の声で、奥を突かれて、気持ちよくて、そんな自分を抱いているのは好きな先輩で。頭がどろどろに溶けてしまいそうだ。
「はぁ…最高ッ…つぼ浦とやってるとか、考えただけで興奮してたのに….! 溶けそ…っ♡」
「あおしぇんっ、おく、もっとほしいれす…♡」
そう言って俺はアオセンの腰に脚を絡ませ、首に腕を回す。逃がしたくない。どこにも行かないで欲しい。
「ちょ、どこでそーゆーの覚えてくるの…ッ!?♡やば、もってかれる…!♡」
「あおせぇ…ほしいっおくにぃ…」
「アオセンじゃなくて青井がいーなあっ!!」
「ん、あ”あ”ぅ”っ!!?♡青井っ♡すきれしゅっ♡」
「かわいいっ…!く、そ…!♡」
「あおいぃ♡おれッいく、っくぅ…..っあ♡」
「んく、…♡」
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あの後何回しただろうか。
気がついたらつぼ浦が俺の精液まみれで寝ていて、最低限の処理をしてから俺も寝た気がする。
酒を飲んだせいか記憶が途切れ途切れだ。
「ぁおい…?」
「あ、おはよ。つぼ浦」
頭を撫でる。へにゃ…と笑い抱きついてくる。
「体調大丈夫?」
「腰が痛いだけであとはなんともないっす」
「そっか。シャワー浴びる?」
「一緒がいいっす」
「そうだね。一緒に行こ」
シャワーで汗を流してからつぼ浦の孔から精液を掻き出す。指だけで感じて小さく喘ぐものだから我慢ならなくなって、昨日あんなに出したというのにバスルームでもう2回した。
「…やりすぎっすアオセン」
「うん….ごめんね」
「キスマ隠れましたか?」
「えー隠さなくていーのに」
「俺が困るっす….!」
今日は手を繋いで出勤しようかな。
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